ざらざらした大地へ戻れ
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なめらかな形式言語ではなく、摩擦のある日常言語に戻ることが前に進むために必要だと。 言語に関して精密に考えれば考えるほどに、言語と論理の純粋さの間の衝突が、はげしくなります。論理の純粋さは、空虚なものになろうとしているのです。純粋な論理について考えるとき、私たちはなめらかな氷の上に迷いこんでしまっています。そこには摩擦がなく、ある意味では理想的な条件だけど、しかし私たちは、そのために、実際の世界では先に進むことができません。私は、先に進みたいのです。だから、摩擦が必要なのだ……ザラザラした大地へ戻れ