第1期第3回「遊びの場としての野外劇──予期せぬ『ノイズ』を取り込む創造のエネルギー」(2023-04-22)
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梅山いつき 聞き手=住本賢一【ゲンロン・セミナー 第1期 1000分で「遊び」学 #3】「遊びの場としての野外劇──予期せぬ『ノイズ』を取り込む創造のエネルギー」 @itsuki_tent @sumiken13 #ゲンロン230422 #ゲンロンセミナー ゲンロン完全中継チャンネル | シラス
第1期『1000分で「遊び」学』 第3回 2023年4月22日(土) 14:00 〜
講師:梅山いつき
聞き手:住本賢一
講義時間:288分
事前レポート
遊び心と公共性──ゲンロン・セミナー第3回「遊びの場としての野外劇」事前レポート|住本賢一 - webゲンロン|考えるを育てる
住本賢一さんによる事前レポート
講義にむけて、先生からめちゃくちゃ熱いメッセージ(必読!)をいただきました。なによりもまずこちらをお読みください。
遊びの哲学における近年の話題の書『プレイ・マターズ』の著者ミゲル・シカールは反論を繰り出します。(…)「ホイジンガの言うてる『ルールが決まった遊び』なんかより、日常生活をハックする『遊び心』のほうが遊びの本質やろ!」ってな感じです。
野外劇やアングラ演劇は、既存のルールを疑って劇場の外に飛び出し、「”公”と”私”を撹乱するもの」だと、先生からのメッセージにもありました。言い方はちがえども、これってシカールの言う遊びの精神とけっこう似ているのかも……? イベントでは、そんな話題にも触れることができればと思っています。
触れたいテーマは他にもあります。梅山先生のメッセージにある「ぐだぐだ」感と「共に生きるすべ」の関係です。
(…)じつはこの話は、古田先生の講義で紹介された「言語ゲーム論」や、東浩紀の論文「訂正可能性の哲学、あるいは新しい公共性について」(『ゲンロン12』)と大いに関わってくるのではないか、と踏んでいます。
キーワード
アングラ演劇 / 野外劇 / ノイズ / 遊び心 / 言語ゲーム / 訂正可能性 / プロレス
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上野昂志『戦後60年』
ミゲル・シカール『プレイ・マターズ 遊び心の哲学』
『ゲンロン12』
ハンナアレント『人間の条件』
講義メモ
「遊びの場としての野外劇」第1部 講義メモ
「遊びの場としての野外劇」第2部 講義メモ