About
Generative Breaking is an attempt to expand new dance expressions from breaking movements using a system that incorporates computer-generated chance, and is a term coined by the author, FTD. Rather than visual expressions that partially use dance, I will explore the creation of dance movements that are impossible in terms of human thinking and skeletal structure, as well as the fun of visuals centered around dance, through an approach similar to that used in generative art. /icons/hr.icon
Generative Breaking とは
Generative Breaking(生成的なブレイキン)とは、コンピュータによる偶然性を取り入れたシステムを用いてブレイキンの動きから新たなダンス表現を拡張する試みであり、筆者であるFTDの造語である。ここではダンスを部分的に用いた視覚的表現といより、Generative Art で用いられるようなアプローチを通して人間の思考や骨格的にありえないダンス動作の創造や、ダンスを主体としたビジュアルの面白さを模索することに重きを置いている(※)。
※ここでいうダンスを主体に置いているかどうかの違いは難しい(筆者の中でも明確な分類はできていない)。ただ1つの考え方として、必ずしもダンスが対象である必要がない(ダンス以外でも面白い効果が得られる)表現と、ダンスだから面白くなる表現(ブレイクダンスの現実離れした動きとの相乗効果が得られる、ダンス面で新しい気づきが得られるなど)とで使い分けている。
Breaking について
ブレイキンはストリートダンスにおけるジャンルの1つで、身体のあらゆる部分を活用した動きが特徴的なダンスである。回転技やアクロバティックな動きで知られているが、音楽への反応の仕方や素人目には(なんなら同ジャンルのダンサーにすら)判別しにくい細かな動き、ダンサー自身のキャラクターなど独自性が重要とされるダンスでもある。基本的な動作・流れとしては、トップロック(立ち踊り、導入部分で行うことが多い)→フットワーク(床に手をついた状態で行う足のステップ)+パワームーブ(頭や背中など様々な体の部位を使って回転する動き)→フリーズ(一連の流れから体を固めて止まる)で構成される。また一般的には「ブレイクダンス」という名前で知られているが、こちらはブレイキンの発展と共にメディア向けに付けられた名前とも言われており、本プロジェクトでは歴史や文化的背景も考慮し「Breaking / ブレイキン」で表記を統一する。 ※周囲にこの呼び名を強制するものではないと念の為書いておく(FTD)。
Reference:
Generative Art について
ジェネラティブアートとは、コンピュータによるアルゴリズムとそのプロセスに偶然性を取り入れることで生成されたアートのことである。言葉の定義としての説明は若干難しいと筆者は感じているが、ビジュアルの描画プログラムの中にランダムなパラメータを含ませることで予期せぬ成果物を生み出すようなイメージである(と書きつつ、そのパラメータの範囲や差し込むタイミングなど作者の意図的な介入も重要である)(音楽のようなビジュアル以外の領域であったり、サイコロ等を使用したアナログな制作手法を用いたりとより広義なものと捉えることもできる)。「Generative Art」で画像・動画検索すると分かりやすい。
Reference:
筆者について
FTD という名前で活動しているBBOY です。ポートフォリはこちら。 その他(雑記)
このScrapbox は仮運用中です。
多くのダンサーはジェネラティブアートのことを知らないし多くのアーティストはダンスのことを知らないという前提のもと、制作手法や面白いと感じるポイントを雑に説明しながら各ページを作成しています。
筆者にとって「ダンス≒アート」という認識もあり上記は余計なお世話かもしれない。
Breaking には純粋なダンスのみならずHIPHOP カルチャーとしての側面もあり言及が難しい部分もある。
感想やご意見、自分も追記・編集したいなどあれば FTD までご連絡ください。 筆者自身が踊っている動画がほぼ全部ですが、体の衰えや環境的な問題でダンスの内容自体はベーシックな動きが多いです。
本来であれば踊り方や動きの種類によって同じ映像の加工方法でも見え方が違ってくるはず。
芸術系のカリキュラムやダンスの教育現場など様々な場所でリファレンスしてもらえると嬉しいです。
筆者が海の近くに住んでいるため、背景が海の動画が多いです。海は良い。