画像生成AIはなぜ問題ではないのか
画像生成AIが問題ではないとする考え方もある。
問題についての過剰反応ではないか(誇大化と矮小化)、問題ではないと言えるのではないかという主張をまとめた上で紹介していく。 基本的な考え方
創作において、他の創作物から間接的な影響を受けることは自然であり、
直接的な複製以外の使用法については問題視するべきではない。
がぞうせいせいAIは直接的な複製を行ったり、違法な使い方をすることもできるが、
違法な使い方がこれまでに議論されていない形態や法的に整備されていない形態で他人の人権侵害に関わる場合は、それについて議論する必要があります。ただし、既存の法律で問題が解決できる場合は、それは大きな問題と言えない。
詳細の検討
経済的問題
学習元への還元が皆無
人間、AI問わず二次創作などの「直接的な影響」を受けている創作物の原作者還元を先に行うべき
作者の名前を冠した画像生成LoRaは二次創作と言えるのではないか
生産速度による市場の埋め尽くし
AI画像生成は道具の一種であり、産業革命から続く機械による大量生産の一種である。
企業によるダンピング
AIを活かして生産性を高めるべき
一企業が独占されないように学習がしやすくなるような法整備が行われている。
生産者減少に伴う産業の衰退
AI技術によって学習が高速化され、イラスト文化が発展する可能性がある。
日本から海外への資産の流出
AI画像生成を活性化するため、日本国内において、AI規制を弱める方向に動く必要がある。
法律的側面
現状に則さない現行の法律
時間あたり数百数千の画像が生成可能なため、著作権者がそれらに対応することは困難
Youtubeなどでも膨大な数の投稿があるが、音楽の類似検討AIなどによって判定されている。
AI産のコンテンツについても同じような検知の仕組みが整備されることが期待される。
AIを用いて新たに犯罪をする手段が生まれただけで、既存の法律で対処可能
児童ポルノ問題
新たな盗作の手段、新手のトレパクともいえるimg2img(i2i)
倫理的側面
創作において、他の創作物から間接的な影響を受けることは自然であり、直接的な複製以外の使用法については問題視するべきではない。
生成物へのウォーターマークの映りこみ
ウォーターマークを学習しただけである
生成物へのサインの映りこみ
サインを学習しただけ
学習元へのリスペクトの無さ
良し悪しを見極めるというのも人間がやっていること
そもそも良し悪しをジャッジしたのは機械ではなく人間のファンコミュニティ
AIを用いて新たに犯罪をする手段が生まれただけで、既存の法律で対処可能
フェイク画像による混乱
実在の人物を学習して偽の写真が作成された問題
AI画像を使ったなりすまし
人権面から見る問題
創作において、他の創作物から間接的な影響を受けることは自然であり、元著作者の権利は限定的に取り扱われるべきである。
絵を描くことを生業や趣味にしている人、芸術文化の中にいる人への中傷や嫌がらせ
AI以前からもあった、AI絵師への嫌がらせも問題となっている