福岡ブロックチェーン勉強会&もくもく会#26
ブロックチェーン質問会
前回の議題
BTC と ETHのアトミックスワップの仕組みについて
Raiden Networkの仕組みについて
State Channelの仕組みについて
BTC と ETHのアトミックスワップの仕組みについて
そもそも「アトミックスワップ」とは?
第三者を介さず、トラストレスに異なる種類のコインの交換ができる技術の事
例えば、ビットコインとライトコインの交換など。
1BTCを100LTCに替えたい人と、100LTCを1BTCに替えたい人の間で、第三者なしで取引を成立させる技術。
BitcoinのBIP65, BIP68, BIP112で実現が可能になった
上の記事によると、アトミックスワップによって交換できる通過は、以下の条件を満たしている必要がある。
両コインのトランザクションスクリプトにおいて同じハッシュ関数が使われている
トランザクションスクリプトにおいてデジタル署名が必要である
トランザクションスクリプトにおいてCLTVとCSVのタイムロックが使える
この理由から、現状ビットコインの仕様に基づいた通貨のみで使うことができる技術。
アトミックスワップの技術的な仕組みについて
ETHにおいてはスマートコントラクトによって、BTCとのアトミックスワップを行うことができたみたい。
Raiden Networkの仕組みについて
Raiden Networkとは
トークンをオフチェーン処理で移動させる技術。
オフチェーン処理なのでトランザクションの承認を必要とせず、高速な送信、低コストな手数料、スケーラビリティ問題の対策などが可能になる。
またも、Osukeさんの記事
Raiden Network と Plasmaの違い
両者とも、ブロックチェーンの最終的な状態のみを親ブロックチェーンに送るという意味では同じ。
プラズマはオフチェーン処理ではなく実際に(プラズマ)ブロックチェーンを用いて処理している点で異なる。
また、Raidenがユーザー間でのトークンのやり取りをスピーディにするのに対し、プラズマはトランザクションの処理速度を向上させる。
Raiden Networkの仕組み
先にLightning Networkの勉強した方が良さそうw
State Channelの仕組みについて
State Channelとは
特定の参加者間で「チャンネルを開き」、メインチェーンに記録しないで(オフチェーンで)状態遷移を繰り返し、最終的な状態だけ記録する技術
State Channelの種類
Payment Channel
Lightning Network、Raiden など
Application-specific State Channel
特定のアプリケーションを利用するためのチャンネル。
Generalized State Channel
特定のアプリケーションに依存しないチャンネル。