風のバルバリシア
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風のバルバリシア:Barbariccia
妖異に変異する前の彼女は麗しくも淑やかなエレゼンの女性だった。彼女の産まれ育った生家では父親が絶対権力者で生まれた時からならず者の父親に精神的にも肉体的にも支配されており、自分の意思を持つ事を許されず虐待されて育った。我慢に我慢を重ねてきた彼女だったが事情を知る友人と共に自由の身になるために父親の元から逃げる事を決意する。しかし、その企てを知った父親は友人が娘を唆したと激怒し、共に逃げる約束をした友人を殺害してしまう。彼女はその事実を父親から告げられ、これから先も自分の言う通りにしろと命じられた。身勝手に友人を殺害し悪びれる様子もなく、お前らが悪いとばかりにただただひたすら高圧的な父親に耐え切れず、彼女は激昂。その場にあった薪割り斧を手にすると父親を惨殺、父親の遺体を見下しながら封印していた下卑た口調で父親を罵り、嘲笑った。
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ようやく父親の支配から解放され、これからは自由な風のように生きると決意した彼女は戦場に舞い降り、「野蛮な女」すなわち「バルバリシア」の名で恐れられる事となった。