自由都市イデァルシャイア(Idyllshire)
https://gyazo.com/7cd526e0a5b503ffc38e785acc703a02
第六星暦1300年代初頭、北洋諸島の学術都市「シャーレアン」の学士たちはエオルゼアの知識を収取及び研究のためにエオルゼアへの入植を計画した。幾つもの候補地のうち最も可能性が低かったのが低地ドラヴァニアであったが、現地調査を行ったところ不思議なことにドラヴァニアを根城とするドラゴン族は何故かこの低地ドラヴァニアにだけは侵入していない事が分かった。その理由は未だに明らかではないが、ドラゴン族の根城を盾にすることで他国からの侵略を抑止できる立地が決め手となりこの地に植民都市を建設した。その後、知識を求める者、それらを客とする商売人などが多くの人が集まり、いつしかエオルゼア六大都市のひとつとして数えられるようになった。シャーレアン人は植民都市シャーレアンに、聖モシャーヌ植物園やグブラ幻想図書館などの大型施設を作り、本国シャーレアンに続く第二の学術都市として栄華を誇った。広義には、北洋諸島の本国とこの、低地ドラヴァニア地方の植民都市の2つを合わせて「シャーレアン」と呼ぶ。
しかし第六星暦1562年ガレマール帝国の第一次エオルゼア侵攻が始まり"銀泪湖上空戦"が始まると、シャーレアン人は生活用品も学術的資料も全てをそのままに低地ドラヴァニア地方の植民都市を放棄し一夜にして北洋諸島の本国へと大撤収を行った。前日の日暮れまで日常生活をしていたシャーレアン人が夜明けには一人も居なくなるという見事なまでのこの大撤収を指揮したのが、ルイゾワの子でシャーレアン哲学者議会議員であるフルシュノの一派であったとされる。
その後、人だけが居なくなり廃墟となった低地ドラヴァニアの植民都市についてはゴブリンが住み着き、さらに後トレジャーハンターの一団が入植し集落を作り暮らし始めた。今ではゴブリン族は「青の手」都いう一団を作り哲人街の廃墟を占拠し、トレジャーハンター達の集落は人も増え「イディルシャイア」という別の都市となっているが、シャーレアン本国の人々は、イディルシャイアのことを「廃都」と呼んでいる。
関連項目:学術都市オールド・シャーレアン(Old Sharlayan)
歴史や史跡の旅~Chronicle Encyclopaedia~