月面世界:嘆きの海
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古代原初世界、際限のない宇宙のどこかから届く「終末を謳う者」の災厄。最初は局地的であったという災厄は次第に世界に広がり「世界の終末」へと突き進んでいく。古代人の力では防ぎ切れないそれから世界を守るため古代人は最初にして最強の蛮神ゾディアークを顕現させた。
その強大過ぎる力はやがて世界を脅かす。それを防ぐために封じるべきとした一派により召喚されたハイデリンによりゾディアークとハイデリンの長い戦いが始まる。その激しい戦いの結果、世界は13の鏡像世界に分断されたが、ハイデリンは月を創造しそこにゾディアークを封じることに成功する。
ハイデリンはゾディアークを封じたことでいずれきたる「終末を謳う者」の災厄から人類を守るため、魔法生物レポリットを創造し、人がいずれ月に移住する時に備え環境を整えさせた。
その頃、アーテリスこと惑星ハイデリンでは虚無に捕らわれた古代アラグ帝国皇帝ザンデが巨大なヴォイドゲートを開くために必要な強大なエネルギーの源として、メラディシア侵攻の際に拘束したバハムートとその眷属の力を利用するため、それらを封じた衛星ダラガブを作り上げ、月の衛星とした。ダラガブを起動したザンデであったがその強大な力はヴォイドゲート出現予定地であるクリスタルタワー直下の地殻を崩壊させてしまいクリスタルタワーは地の底に沈み、ザンデの計画は失敗に終わる。
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それから時は流れ、月に封じたゾディアークの封印が弱まっている事を感じ取ったハイデリンは入植地イディルシャイアの地下に「逆さの塔」を建設し、星海観測を行っていたシャーレアン人と意志の接触を図り「星外脱出計画」を示唆する。
時を同じくしてアシエン・エメトセルクの暗躍によりガレマール帝国が世界に向け侵略戦争を仕掛け始める。ガレマール帝国の第Ⅶ軍団長「ネール・ヴァン・ダーナス」はダラガブの力を利用した「メテオ計劃」発案、実行するがその強大なエネルギーにより「シタデル・ボズヤ蒸発事変」を起し、さらには第七霊災を引き起こすこととなった。
一方、ガレマール帝国軍の陳羣を受け本国へ大撤収したシャーレアン人はその後もハイデリンとの継続接触の必要性を感じ、本国ラヴィリンソス地下に「アイティオン星晶鏡(せいしょうきょう)」を建造して星海観測を続けた。ハイデリンと接触を続けたシャーレアン人は月の正体やレポリットの存在を掴み、月への移住を目的とした「方舟計画」を立案、ラヴィリンソスの最深部で秘密裏にその準備を進めていた。