旅立ちの回廊
かつて、星導山での修業を終えたモンク僧は、この回廊で戦地への旅立ちの儀式を行った。
石造りの建造物と広場、奥の洞窟はラールガー星導教の本拠地であったラールガーズリーチや星導山寺院へと繋がっている。星導教がアラミゴの国教とされるまでになったのはモンクと呼ばれる僧兵の武力貢献を売りとして国政に介入していったことが大きな要因である。第六霊災による大洪水で移り住んできた者と辺境民族との争いから始まる武力国家であるアラミゴはその後も辺境民族との争いが絶えず、富国強兵が国策でもあった。そのため屈強な僧兵の活躍により星導教の地位を高めることは、国政においての発言権や地位をも高めることと同義であった事は想像に易しい。
歴史や史跡の旅~Chronicle Encyclopaedia~