人狼族

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人狼族は、ヤンサ地方に古くから住む獣人種族で、月を見たり特定の条件で変身するライカンスロープ族とは違い、普段から獣人の姿をしている。そのため、突然凶暴になったり、変身が原因で人を襲うということはない。戦闘に長けた武の民として知られ、長くドマの殿様に仕えてきた歴史がある。全身に毛が生えていて尾もあるが、通常

のヒューラン族と変わらない体格の身体に、狼のような頭がついていて、人語を解し、簡素だが服も着ている。ドマの民との交流も通常の村人同様に行えていて、ヤンサの民からすれば一緒に居ても何ら違和感のない存在である。イヌ科としての特性か主と認めたものに服従、献身することを是とする価値観があり、ドマが帝国軍の属州となってからもその支配を拒んで野盗化した者も多い。一方で、家族を人質にとられたことで不本意ながらもガレマール帝国軍に徴用されている者もいるが、ガレマール帝国軍に人並に扱われることはない。