ロウェナ商店
さる人物の依頼を受けてアラガントームストーンや古の蛮神遺物などを蒐集しているという女商人ロウェナが設立し、運営する商会。第六星暦末には、ロウェナは自らウルダハの街中に立ち、冒険者を相手にほそぼそと古代の遺物などを買い取り、その代りに装備品などを渡すことで商売をしていた。主に冒険者から仕入れた珍品や古代の遺物を富豪の好事家たちへ売りさばくことで莫大な利益を上げているのだが、その中でもロウェナ商会が特に熱心に集めているのが、トームストーンと呼ばれる古代アラグ帝国時代の記憶媒体である。一見するとただの石のように見えるが、その内部には詩学や伝承など様々な情報が封じられており、その解析結果から得られた情報を、製品開発に活かしているという噂もあるが真偽のほどは明らかではない。
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商機に聡い彼女がまず目を付けたのが銀泪湖上空戦と第七霊災で立て続けに被害を受け、壊滅寸前であったモードゥナだった。モードゥナはアルデナード小大陸において交通の要所であり、冒険者たちの拠点と成りうる重要な地域であり、それだけに必ず復興が成されると呼んだのであろう。エリナ、オーリアナの2人の店員を雇い入れた上で手広く冒険者相手の商売を開始。業務はすべて下働きの店員に任せ、監督をしながら更なる商機を探した。ロウェナの読み通りレヴナンツトールの開拓が始まり、ロウェナショップのテントもクルザス出口側に移動、同時に「仕入担当」ラレナがメンバーに加わった。その後「黄道十二文書」を取り扱うグ・ジュサナをメンバーに加え、先輩社員ラレナと共にテント対面にある高台で業務にあたらせた。
順調に儲けをあげたロェナはレヴナンツトール開拓への多額の出資・寄付による功績が認められ、街には「ロウェナ記念会館」が建造された。街角の青空商店から始めたロウェナはついに自分の城を手に入れることとなったのだが、販売員たちは従来通り路傍のテントでの販売対応を行っていた。ロウェナはさらに記念会館内部にアーティファクト装備の染色関係を行う工房「ダイヤモンドフォージ」を新たに設立。2名の店員(カカラン、エギンオルフ)に任せた。その後工房「ダイヤモンドフォージ」にはイクサル族の文化に詳しい店員フィルブリダが入社。ダイヤモンドフォージも順調に売り上げを伸ばした。やがてレヴナンツトール北側の土地を買い取ると、巨大な「ロウェナ記念会館(Rowena's House of Splendors)」を建造し、自ら主人として最奥の部屋に収まった。
だがロウェナの快進撃はまだ終わらない。その後、シャーレアン人の大撤収で置き去りとなった新興都市「イディルシャイア」に商機を見出してその発展に出資。街が軌道に乗ったところで「ロウェナ商会イディルシャイア支店」を開設し、イディルシャイアの発展に合わせて「ロウェナ総合文化会館(Rowena's Center for Cultural Promotion)」を立ち上げた。因みに「崖っぷち亭」に店舗を構えるシロ・アリアポーは元ロウェナ商会の社員である。さらにその後、「ラールガーズリーチ」へと進出、出店を果たしている。
なおロウェナは元々武器商人であり、その頃の付き合いからゲロルトとの関係も深いが、あるときゲロルトにお金を貸したところ、見事にとんずらされたという苦い過去をもつ。
取扱い商品の一例
ダークライト装備
第六星暦末期(旧FFXIV時)に、伝説的傭兵団「闇夜の灯火」の装備が、 冒険者たちの間で再評価されたことを受けて、 目ざといロウェナが目玉商品として商材ラインナップに加えたものと思われます。 冒険者からかき集めたり、あるいは、同じ様式のものを新造したり…… そんなこんなで、彼女の店に並んでいるのでしょう。
騎乗システム(マウント)
聖コイナク財団が発掘した古代アラグ帝国の汎用球形防衛システム。調査後、ネロの手で無害な乗り物に再調整され、研究費確保のため、ロウェナ商会に売り払われた。ただし、調整不足だったのか、ときどきビリビリする。
アンテロープ・フォーン(ミニオン)
アンテロープの幼獣。肉食獣から身を守るため、生まれてすぐに立ち上がる。細い脚を振るわせながら立ち上がった瞬間、地元猟師に捕まり、商人ロウェナに売り払われた。そのため、とても愛に飢えている。
歴史や史跡の旅~Chronicle Encyclopaedia~