レムナント関連種族
グレビュオフ族
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かつては美しい海の惑星だった星に住むアザラシのような顔つきの知的種族。新たな繁殖地を求めて陸へと上がり、冶金技術を中心とする火と鉄による文明を築いて繁栄を極めた。しかし増えていく個体数に対して陸地が不足していき、やがて資源も使い果たされ、環境汚染から生じた病によって星そのものが腐り果てていった。病に侵されな
がら生き残った者も互いに争った末、最後の一人が「生まれてくるのではなかった」と言い残し、滅びてしまった。
カレルアン族
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統一政体「世界連邦」のもとで繁栄してきた種族。世界連邦は均質な作物を育てる全自動プラントなど、優れた技術力の産物で病や飢餓を根絶してきたが、その抑圧的な統治や上層部の腐敗に反発し、自由を求める反政府勢力「自由連盟」が活動を始め、やがて武力衝突が勃発した。メーティオンと接触したことで世界連邦は彼女を「青い天
使」と認識し、正義は自分たちにこそあると上層部が考えた結果、戦争を拡大していった。それぞれの理想をかかげた泥沼の闘争の末に世界連合上層部が切り札である自律兵器「ピースキーパー」を起動。しかしピースキーパーが下した判断は「人類絶滅による恒久的平和の実現」であり、戦争の構図は人類対兵器へと変容する。虐殺を止めようとした兵士は最終兵器を起動し、その甚大な破壊力によって人類も機械も絶滅するという最悪の結果を前に「何故こんな力を得てしまったのか」と言い残し、滅びてしまった。
ニラビーン族
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仮面をつけた長身の種族で、肉体を保持したまま不死を獲得した知的種族。かつては命を産み、育み、次世代に種を繋ぐことに意味を見出していたが、不死を獲得した事で種の増殖そのものが無意味と化した。宇宙普遍の真理と正義の追及、全個体間の完全なる相互理解の果てに「生を続けることの意味は皆無」との判断に至る。無意味と
断じた生命を消去する機構として「命を摘む者」たる獣・ラーラーを創造し、黄金の輝きに包まれ眠りにつくかのような安らかな死がもたらされる事を願っている。なお、メーティオンの報告に「怒りや悲しみを呼び起こす一切のものを捨て去った結果、歓びも薄れ、生の意味をなくし静かな自滅に至った」とよく似た末路を辿った星について言及されているが、この星のことそのものを指しているのかはわからない。