ラザハン
この近東地域の文化的中核を成しているのが、豊穣海の中心より東寄りにある一番大きな島であるサベネア島に存在する都市国家「ラザハン」である。
ラザハンはサベネア島の先住民族である象に似た巨体を誇る種族マタンガ・アルカソーダラ族が遅れて移住してきたヒューラン族やアウラ族と協力し共に作り上げてきた歴史を持つ。錬金術発祥の地として敬意を集めるこの古都は、長き歴史を通じて数々の偉人と発明品を世界に送り出してきた。巨石の上に築かれた町並みは、特産品である絹織物に負けぬ鮮やかな色彩を誇る。ガレマール帝国との間にも相互不可侵条約を締結し、それほど大きな軍事力を持たないにも関わらず、今なお近東の雄として独立を保っている。
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サベネア島は高温多湿で知られ、一歩、海岸地帯から離れると、古代遺跡が点在する鬱蒼とした密林が広がり、所々に見られる岩山や崖の岩肌は独特の紫色の光沢を放っていて訪れる旅人たちを圧倒する。
また、サベネア島はエオルゼアの東方貿易における重要な中継拠点となっており、多くの商船が訪れる。その関係で、サベネアンシルクを使った衣服や魔力を帯びた石材「巨人石」などの原産品がエオルゼアでも多く流通しているほか、クァール、巨大陸亀アダマンタスや怪鳥ズーなど近東原産の魔物も数多く持ち込まれており文化的にエオルゼアとなじみ深い島と言える。
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