バヌバヌ族
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アバラシア雲海に点々と浮かぶ浮島に棲まう原住民族で、鳥をルーツに持つが飛ぶことはできない。嘴を持ち、総じて体躯は大きく、ふくよかで羽に覆われている。雲の上にある浮島で長らく他文化に接することなく暮らしてきたため、多種族との交流はほとんどない。近年、「飛空艇」を得
た地上の民が雲海へと進出してきた事を受けて、警戒心を強めており、金属加工技術が拙いため、クラウドトップに常駐するアインハルト家薔薇騎兵団の保有するイシュガルド製武器を何とか奪えないかと狙っている。雲神ビスマルクを信仰しているが、自分たちの暮らす浮島を食べてしまうことから畏怖の対象となっている。また、ビスマルクと同様に自然現象を畏怖する価値観を持ち「大地を穿つ竜巻のように」や「荒れ狂う暴風のように」等、物事の強さや凄さを自然現象に例える比喩表現を好むほか、各種族に共通して踊りで自らの意思表示をする風習があり、自らの力強さを相手に誇示するための舞「太陽の舞」は、揉め事になった際にまずこの舞を見せて威圧するのに使われる。重要な任務の最中であっても、太陽の舞で威圧されてしまうと任務を断念して逃げるほどである。だが、全てが太陽の舞で解決する訳ではなく、相手の太陽の舞を見せられても威圧されず戦意を失わなかった場合は、本格的な武力衝突が起こる事もある。
バヌバヌ族には平和を愛する穏健派の「ズンド族」と「グンド族」、冷酷な武闘派である「ブンド族」がいる。武闘派である「ブンド族」は他の部族を制圧し、アバラシアの覇権を奪うべく蛮神ビスマルクを呼び出し、その力で「グンド族」の長老を務めていた者を捕虜にした上で壊滅状態に陥れた。現在アバラシア雲海の東側をほぼ手中に収め、穏健派のズンド族を追い詰めている。穏健派のズンド族は人間に対して友好的で、ズンドの村である「オク・ズンド」のエーテライトを使用する事も許可している。