ドーロ・イロー
風止めの大岩の崖上にナマズオ族が暮らすドーロ・イローという集落がある。イロ―とは現地の言葉で「村」を意味する。つまり元々は滅亡したドーロ族が暮らしていた村で、ナマズオ族はモル族のテムルンの仲介によりその跡地を利用している。
ナマズオ族のギョシンの夢に先祖のオオナマズ様が現れ、一族の故郷であるアジムステップでナマズオ族が777年に一度行ってきた祭り「大鯰大祭」を7年間催さないと種が絶滅すると予言したのだという。大鯰大祭を開催し、種の絶滅を避けるためドーロイローにはナマズオ族の職人たちが集結して祭りを続けているのだという。
歴史や史跡の旅~Chronicle Encyclopaedia~