スウィフトパーチ入殖地
以前この場所には「雨燕塔(Swiftperch Tower)」という灯台が建っており、エールポートへから出入港する船の運航の安全を見守ってきた。暗礁の多いこの海域を往来する船乗りたちにとって雨燕塔の灯りはもうすぐ危険な海域を抜け港に帰り着くぞという安心の灯であり、また逆にはこれから危険な海域へと足を踏み入れるぞという航海の戒めの灯であったという。
https://gyazo.com/cf73514459a664ae685a33ecb3824e3e
しかし、航海技術の発展や安全な航路やその運行管理の発達に伴い次第にその必要性が薄れ、使用されなくなり、老朽化を理由に第六星暦末期に解体。だが後に船乗りたちから灯台の灯りを懐かしむ声が上がり、少しエールポート寄りの岬の先端に新たな灯台が建設された。
その後、第七霊災により北側の丘の上にあった集落が大きな被害を受け廃墟と化したが、幸いなことに集落の住民は避難しており難を逃れた。リムサ・ロミンサ政府は戻るべき集落を失ったその住民たちのために灯台の跡地であるこの地に新たな集落を作り、住民を収容。「雨燕塔(Swiftperch Tower)」から名前をとってスィフトパーチ入殖地と名付けた。