シルフ族
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シルフは黒衣森のシルフ領に住まう木の葉を纏った人形のような姿の辺境民族で、植物のような外見をしているが、実際に皮膚で光合成を行うことで生命活動している。口はあるが咀嚼できず発声のみに用いられるており、目にも瞳孔がない。他の種族とははおよそ懸け離れた生態をもっている。
基本的には他の種族に対して友
好的で、クリスタル交易を通じて、積極的に外部と交流してきた。裁縫が得意で「シルフシルク」など独特の絹を織ったり、独特の染色技能を持つ。幻術に類する魔法を得意としていて姿を隠す「隠れ身のおまぢない」や姿を変える「変化のおまぢない」を用いる。これらの「おまぢない」を見破るためには鱗粉を使った品を使う必要がある。
また、シルフは「種子」から子孫を繋いでいくのだが、この種子は全てのシルフが産めるわけではなく、種子を残せる「四季咲き型」と種子を残せない「忘れ咲き型」が存在することが分かっている。「四季咲き型」は毎年繁殖期に花を咲かせることで種子を残す事が出来る者で、その種子を「ゆりかごの大樹」に収めることで種子が孵り子が生まれる。種子を残せるシルフには名前の末尾に「xio(シオ)」が付けられる。一方、「忘れ咲き型」は繁殖の季節ではない時期に花を咲かせるために種子が出来ず、子孫を残す事が出来ない者を指し、こちらは名前の末尾に「xia(シア)」が付く。但し、「忘れ咲き型」は種子が残せない代わりに「四季咲き型」のシルフよりも魔力が高く魔法に優れるという特徴をもっている。
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シルフの気質は無邪気な子どもそのもので遊戯や悪戯が原因でしばしば陰惨な事件が引き起こされており、そういう所も同じ妖精類であるピクシーと似ている。
古の知識をもつ理知的な「森の古老」雷神ラムウを信仰している。第六霊災末期にラムウは一度、召喚されているがグリダニアを攻撃するようなことはなく、その後もしばらく再召喚はされてこなかった。
また、遊び好きなシルフ族は太らせた猪を死ぬまで闘わせる「闘猪」と呼ばれる春祭を数年前まで行っていた。シルフ族が熱狂するこの祭典は、数年前、彼らの長老が試合中に猪に喰われるという事件が起こったため廃止され、闘猪はすべて森に放たれた。
その無邪気故の残酷さや歪な倫理観からシルフを忌み嫌うものも多いが、いまでもグリダニアとも細々と交流が続けられており、敵性民族とは認定されていない。但し、繰り返しになるがかなり異なる倫理観を持っていることから、組織としてのまとまりにも欠けるため、外交的な交渉は意味が無いと考えられている。
種族・民族図鑑~Ethnic Encyclopedia~