ザナラーン特有の地形「メサ」
メサとはザナラーン地方、特に南ザナラーンに多く見られる独特の地形で、固い地層が天板を成し、周囲が侵食されて四角錘台(しかくすいだい)の形状となった岩山で、多くは中が空洞となっており天井が抜けて壁部分だけが残っている物が多い。外部に向けた入り口があるものとないものがあり、いくつかが連結したり、洞窟で繋がっていたりする。内部の状態も様々だが天井の抜けた中央部に雨水や湧水による池がある物や、メゾネットやロフトのような二階状になっている物もある。この独特の地形は自然発生したものであり、見た目にはただの岩山と変わらない為、その存在箇所の全てを把握することは不可能に近い。そのため、メサの数が特に多いとされる南ザナラーンでは盗賊団や難民、レジスタンスなどが隠れ家として使用していることが多く問題視され、ウルダハ政府もその把握に力を入れている。代表的な例を挙げれば、表向きはアラミゴ難民の集落だがその実アラミゴ解放軍の拠点ともなっているリトルアラミゴや元アラミゴ軍の残党による盗賊団「骸旅団」などがあげられる。
歴史や史跡の旅~Chronicle Encyclopaedia~