ササモの八十階段
砂の都ウルダハが領有するザナラーン地方の大半は北ザナラーンにある山岳地帯の麓に広がる荒れた平地となっているのだがウルダハの王都がある中央ザナラーンより西部は海岸線まで低地になっていて、王都はその平地と低地のちょうど細目となる崖の上に造られているため、かつては西ザナラーンへの行き来には目の前の王都を横目に中央ザナラーンのブラックブッシュと西ザナラーンのホライズンエッジの街を経由して大きく回り込み王都唯一のナル大門から入出城する必要があった。
だが第七霊災後、海都リムサ・ロミンサとの交易が盛んになり人の流れも大幅に増えたことで、その不便さを解消するべくササモの八十階段が築造され、続けて各地を行き来する利便性も考えて冒険者居住区であるゴブレットビュートが開発された。それに合わせ王都へ出入りするために新しくナナモ新門が建設され交通の利便性が格段に上がった。その使用頻度と荒地の天候による経年劣化により階段はすでに半ば崩れかかってはいるが、金槌台地周辺の高級居住地建設計画の一環として階段の再整備も予定されている。