コルヴォ地方ロクス・アモエヌス
コルヴォ地方(ロクス・アモエヌス)
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近東地域にある地名で、いわゆる北州と呼ばれるイルサバード大陸南部の沿岸部(サベネア島の北)にあるという。元々、コルヴォ地方には第三星暦にアラグの意向で派遣された魔法も使え武力も強かったミコッテ族がコルヴォ人として住んでいた。しかし霊災の影響で人が離れて久しいコルヴォ地方のロクス・アモエヌスをガレアン族の祖先は再び開拓し農耕民として暮らしていた。霊災の被害はあったとはいえ元々肥沃な大地であったロクス・アモエヌスはガレアン人が住み始めると周辺から侵略を受けるようになり、常に狙われ続けた。それに抗うためガレアン族が自らの身を守るために農具である鎌を手に取ったのが、「リーパー」の発祥であるという。度重なる侵略を受け続けたガレアン族は、約800年に故郷を追い払われ、北方の寒冷地エブラーナ氷原へと逃げ延びた。しかしそこでも少ない資源を巡って周辺民族との戦いが絶えず、ひっそりと暮らしていたが、その戦いの中で頭角を現した青年「ソル・ゾス・ガルヴァス」によりガレマールは魔導技術を手に入れ、それによりガレマール帝国の快進撃が開始されることとなる。
ガルヴァスはガレマール共和国を強大な軍事国家に仕立て上げ「懐かしい故郷(ロクス・アモエヌス)の奪還」を掲げ民衆を味方に付け進軍を始めた。こうしてコルヴォ地方は50年以上前にガレマール帝国に占領され、今でも「ロクス・アモエヌス」(Locus Amoenus)と呼ばれている。
ガレアン人が北に移住した後にコルヴォ地方には剣身にエーテルをまとわせ、真空の斬撃を飛ばす「剛剣」と呼ばれる剣術の流派が生まれ、口伝でのみ伝承されていた。だが、使い手たちは帝国に反旗を翻した際にヴァリス率いる軍勢の前に壊滅しており、最後の伝承者となった男はゼノスとの「訓練」で死亡したことで完全に失伝した。