コボルト族
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バイルブランド島北部「オ・ゴモロ」に張り巡らせた坑道を住処とする地底民。坑道を掘って暮らしており、外見は人前では甲冑を脱ぐことがないため把握されていないが、土竜に似ているという。体長は人の半分で、甲冑の隙間よりネズミのような髭が飛び出している。細い腕は立ったまま地面に届くほど長く、言語はたどたどしいが人
の言葉を理解し、話す。またどんな複雑な坑道でも一度通った坑道であればそのすべてを記憶することができ、走るときには四足になって走る習性があるが決して野蛮な種族ではない。信仰に基づき鉱物を岩神「タイタン」の賜物と考え、その神の真意を理解し、法則を見出さんと錬金術と冶金術を発達させてきた。リムサ・ロミンサに錬金術と冶金術の基礎をもたらしたのもコボルト族であると言われ、リムサ・ロミンサをも凌駕する非常に高度な冶金術や板金加工術を古くから持っており、その優れた冶金技術で「コバルト」を編み出した事は世界中で知られている。
種族の社会構成としては非常に多層化した階級社会を敷いており、現在、階級は1から789まで存在し、数字が大きいほど階級としての歴史は浅く地位が低くなる。階級ごとにグループを作って生活している。
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50年以上前、リムサ・ロミンサはリヴァイアサンの召喚などで激化の一途を辿るサハギン族との戦いに注力するため、コボルド族と不可侵条約を締結したことがあるのだが、欲を掻いたリムサ・ロミンサの文官が後年その解釈に幅を持たせることで自らが有利に進められるようにという下心から条文を曖昧にして作成した。そのことにより「ラノシアはリムサ・ロミンサ領、オ・ゴモロ山以北はコボルド領」と取り決めたつもりであったが、コボルト族は「海の恵みは人のもの、大地の恵みはコボルド族のもの」と解釈するという大きな認識のズレを生じ、結果、北ラノシアへの入植を巡って両者に衝突が起きた。コボルト族はリムロミンサと戦うためにオ・ゴモロ山にて岩神タイタンを召喚しラノシアに大地震を起こし、そのことで第七霊災により痛みを抱えていたブロンズレイク周辺の地盤が崩壊し、湖が決壊するなどラノシア全体に大きな被害が発生した。リムサ・ロミンサ政庁に雇われた傭兵部隊「海雄旅団」に岩神タイタンは討伐され事態は収束したが、蛮神召喚による攻撃を成功させたコボルド族は海の都「リムサ・ロミンサ」にとっては大きな脅威となっている。
種族・民族図鑑~Ethnic Encyclopedia~