ゲロルト・ブラックソーン
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グリダニアの北部森林ハーストミルにいるヤカン職人なのだが、実は鍛冶のみならず木工から裁縫に至るまで、武具製作に関わるあらゆる技術を修め、エオルゼアにこの人ありと名を轟かせた伝説の武具職人である。 彼が全盛期に手がけた武具はいずれも名品として知られ、その機能性と美しさで、一介の傭兵から騎士や貴族まで、多くの者
を魅了した。しかし、酒に溺れ、酔った勢いで恩師である鍛冶屋の親方をタコ殴りにするという事件を起こして破門されてしまう。道を踏み外したゲロルトは、各地を放浪し、その日暮らしをしていいたが、グリダニアの片田舎に落ち着き、酒場のツケ代を支払うためのヤカン制作をしている。だが皮肉なことに、作り手を失ったことで彼が手掛けた名品の希少性は高まり、さらなる価値を得た。今や熱烈な武具蒐集家たちの間でも垂涎の的となっており、その価格は高騰の一途を辿っている。
なお、目利きとして知られる商人ロウェナ女史によれば、贋物も多いこの品を見分けるコツは、破壊神ラールガーの神印にあるという。若かりし頃、ラールガーの熱心な信奉者であった彼は、独立後の一時期、この神印を好んで自作の武具に刻んでいたのだという。