グナース族
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高地ドラヴァニアの南部地域を根拠地とする、昆虫にもよく似た狩猟民。全身は堅い甲殻に覆われており、節ばった長い手足をしている。族名の「Gnath」が「顎」を意味するのだが、これは昆虫特有の大きな顎を有していることに由来すると思われる。現実のアリに近いルーツを持つ部族なのか、巨大な「塚」と呼ばれる土製の高層建築を構
築する習性がある。またグナース族には「繋ぎ止めし者」、「繋がりし者たち」、「分かたれし者たち」の3種類の者が存在する。「繋ぎ止めし者」と呼ばれる王のような個体を中心に、すべての「繋がりし者たち」の精神を連結させることで言葉を使わず意識を共有し、群体として行動できる。それに対し、「分かたれし者たち」は中心の精神から切り離されているため、性格も好みもバラバラであり、秩序立ってはいないが、自由を求め、切り離された事で失われた「先祖の記憶」を「記録」という形として残そうとする等、切り離されても生きていく意志は強い。
またグナース族は独自に錬金術や冶金術を発展させその技術は遠隔攻撃が可能な飛び道具の開発できる程度に高い。またドラゴンが嫌う匂いや成分を把握し、ドラゴン避けの香煙を作り、それ焚く事でドラゴン族のテリトリーであるドラヴァニアで自領を護り抜いて暮らしてきた。
だがドラゴン除けの香を焚き、それでもドラゴン族の脅威は消えることがなく、結果として繋ぎ止めし者」と「繋がりし者たち」は迫るドラゴン族の脅威に対抗するため、純粋なる「武力」を求め武神を呼び出すに至った。武神ラーヴァナ召喚を皮切りにグナース族はドラゴン族への反攻を活発化させ、実際に何度かドラゴン族を屠っており、不浄の三塔に住む七大天竜である聖竜フレースヴェルグの眷属たちからも脅威とみなされるほどだった。
種族・民族図鑑~Ethnic Encyclopedia~