キキルン族
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人間と共生している小柄な獣人でラノシア地方の海都「リムサ・ロミンサ」に多く見られる他、ザナラーンや黒衣森の一部にも小集落を築いて定住しているネズミのような外見の民族。高地ラノシアのブロンズレイクには自ら出店し商店を営んでいる者もいる。
性格は概して温厚で快活。喉の構造の違いによるものか共通語
はたどたどしいが、存外目端が利き、信義を守る。悪食の民として知られる一方、行商の民としても知られ頭脳明晰で商才に優れる者も少なくない。彼らの伝承によれば、先祖は北方で遊牧生活を営んでいたらしく、その名残だろうか、住まいを兼ねた羊車や革の衣服、金目のものを全身に着けて常に持ち歩く等、都市生活になじんだ今でも独自の文化や風習が見られる。平均して20余年と寿命が短い。
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卵が大好物で卵料理に目がなく、その調理方法が優れていることで尊敬や信頼を得ることもあるという。冗談のような話だが「絶妙な加減で卵を茹でる腕前によって一族をまとめあげ盗賊団を築いた」という逸話があるほどだ。放牧民としての遺伝子からか、海賊や乗組員として船に乗り込むことも珍しくなく、ミコッテ族の海賊「イギ・モーイ」は乗組員として船にキキルン族を乗せることについて「臆病ゆえに、危険が迫り来ることをいち早く感知してくれるのだ。それに、いざとなったら、非常食にもなるからな。」という言葉を残している。
第一世界にも酷似した種族が存在し「キタリ族」と呼ばれている。短命の為に記録を残すことが習慣化されていて、それを見込んだ古代ロンカ帝国と約定を結び、書記官の一族として仕えていたが、3000年前に帝国は滅亡。その後も古き伝承を記録し続けていたが、100年前の「光の氾濫」を避け、罪喰いから隠れながら血脈を伝えていた。地下と冥府の神オキス・ダランを信仰し、地下に歴史を記した石碑を封印していたのを、光の戦士改め闇の戦士の助力を得て発掘。歴史の謎に迫る事となる。