エルピス
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エルピスは創造魔法で新たに作られた生物が既にある環境に適合するのかどうか、既にいる生物や環境に害を与えないかを調査して見極めるための施設なので中には世には放てないであろう凶暴な生物や、現存する環境を壊しかねない凶悪な生物も放たれている。基本的に世界に適合しないと判断され、登録が適わなかった創造生物は処分されることになるのだが、審査中や適合実験中の生物も放されており危険な場合もあるので近寄れないような天空の僻地に造られている。
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施設は玄関口となるプロピュライオンを始め、ノトスの感嘆、十二節お園、ゼピュロスの喝采、ボレアースの黙劇、エウロスの冷笑、牙の園、レーテー海の8つの浮島で構成され、それぞれのエリアには創造魔法で造られた生物が放たれて野生と同じ環境でその生態が観察されている。そのほか、ノエトンの万華樹、異土の庭という2つの浮島や現在使用されていない浮島も複数あるのだが、使用されている主要な浮島には「ナビ」と呼ばれる転移装置が設置されており、その転移装置を使用して浮島間を移動している。所長のヘルメスは宇宙空間に多く存在するというデュミナスを活動のエネルギーとする「エンテレケイア」であるメーテオンという創造生物を造り出し、ゆくゆくは他の惑星の調査を行うために研究を続けている。