アマルジャ族
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黒い肌に蜥蜴の様な顔立ち、ルガディンに勝るとも劣らない強靭な肉体を持ち、過酷な暮らしで鍛えられた無尽蔵のスタミナも持っている。外見的には魔物と変わらない凶悪な民族に見えるが、真面目で、原始的ではあってもしっかりした文化を築いている種族であり必ずしも好戦的なわけではなく、友好的な者たちもいる。元々はウルダハ
の東方パガルザン草原で羊や蜥蜴(ドレイク)を追って暮らす遊牧民族で、昔ながらの部族の掟を守る真面目さや宗教的な厳格さから古風な話し方をする者が多く、また厳格であるが故に頑固で融通が利かない所がある。それが見た目と相まって無慈悲で凶悪な民族であるとの印象を強くしているようだ。
人と同様に雌雄の区別はあるようだが、アマルジャ族ではない他部族の者が彼らを見ても外見では容易に区別できない。逞しい外見からお印象に違わず武芸への偏りが強く、同時に武器製造の冶金術に優れており、彼らが用いる鋼は剛性と靱性を兼ね備えた優秀な合金であるとされる。反面、錆びやすいという欠点があり、それを克服するために「黄色くて臭い液」を塗布しているのだが、この液体を分析した所、この液体はアルダネス聖櫃堂が死者を葬る際に遺体に塗る防腐剤「アルダネスの聖油」であったという。また、辺境の民族でありながら意外に多彩な文化を持っており、食文化も発達している。パイや燻製などアマルジャが考案したと思わしき料理が他民族にも受け入れられており、レシピをみても味覚は人間とほぼ変わりがないように見受けられる。
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歴史的には、何度もザナラーンへ遠征し都市国家ウルダハと衝突を繰り返しているが、これには宗教的な理由がある。彼らが信仰する焔神イフリート信仰の神話において、ウルダハが領有するザナラーンはイフリートが聖なる炎で焼き清めた聖地とされているためで、アマルジャ族としてはなんとしてでもその聖地をイフリートを信仰する自分たちの手に奪還したいと考えているのだ。ウルダハとの抗争が膠着状態になって相当な年月が経つが、未だにザナラーンの拠点を維持し、聖地奪還の機会を窺いながら兵を駐屯させている。
因みにエオルゼア史上で初めてイフリートを召喚したとされているのはアマルジャ族の召喚士「異言のアザブ・チャー」であり、その際アマジナ鉱山社が所有する銀山試掘場をイフリートに強襲させ壊滅させている。この事件は顕現された蛮神を人類が初めて黙認した史上初めての事件となった。
種族・民族図鑑~Ethnic Encyclopedia~