第19章 リアルタイムガベージコレクション
ここまでの数章での並行GCやインクリメンタルGCの特徴
ミューテータから見た停止時間の削減を目指す
「リアルタイム」性が要求される場面を想定
実際はこれらのGCが真に「リアルタイム」であるとはいえない
ミューテータの強い進行性保証を満たしていないため
ここではウエイトフリーのことを指している
例えばミューテータがリードバリアやライトバリア、ないしは割り付けの途中でロックを獲得しようとすると、ミューテータの進行を保証できない
プリエンプティブなスレッドスケジューリングにより、ミューテータよりコレクタが優先されるかもしれない
自動メモリ管理の恩恵を受け、リアルタイムGCも進歩