ゼークトの組織論
無能な働き者とは、ドイツの軍人ハンス・フォン・ゼークトの唱えた組織論に出てくる言葉。
ゼークトの組織論は、軍人を4つのタイプに分けました。そしてそれぞれに合った職務と対処法を解説している。
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有能な怠け者
これは前線指揮官に向いている。 理由は主に二通りあり、一つは怠け者であるために部下の力を遺憾なく発揮させるため。そして、どうすれば自分が、さらには部隊が楽に勝利できるかを考えるためである。
有能な働き者
これは参謀に向いている。 理由は、勤勉であるために自ら考え、また実行しようとするので、部下を率いるよりは参謀として司令官を補佐する方がよいからである。また、あらゆる下準備を施すためでもある。
無能な怠け者
これは総司令官または連絡将校に向いている、もしくは下級兵士。 理由は自ら考え動こうとしないので参謀の進言や上官の命令どおりに動くためである。
無能な働き者
これは処刑するしかない。 理由は働き者ではあるが、無能であるために間違いに気づかず進んで実行していこうとし、さらなる間違いを引き起こすため。
そのほか参考資料
https://gyazo.com/8bbf0d1d92f2480bf54afe054195dd24https://gyazo.com/949ebb6c3e6fd9eb62b0a8e6dd6498b2