量子センサー
• 「量子センサー」は、細胞内のわずかな生命現象の変化をとらえることのできる次世代の超高感度センサーとして注目されている。
• 既存技術で作製できる量子センサーは数十ナノメートルサイズが限界で、細胞小器官や巨大な分子集団の情報を得るにとどまっていた。より小さいタンパク質などの分子の変化を計測するためには、極少サイズの量子センサーが必要。
• 本研究では、ナノメートルの均一なダイヤモンドに電子線照射と化学処理をすることで、世界最小の「量子センサー」を作製する方法を世界で初めて開発した。
• 「量子センサー」を用いて生きた細胞内部の詳細な情報を取得することで、たとえば認知症や老化のメカニズムを解明するなどの生命科学研究への幅広い貢献が期待できる。
<参考>