シビックプライド
シビックプライド(Civic Pride)とは、「都市に対する市民の誇り」という概念で使われることが多い。日本の「郷土愛」といった言葉と似ているが、単に地域に対する愛着を示すだけではない。
「シビック(市民の/都市の)」には権利と義務を持って活動する主体としての市民性という意味がある。つまりシビックプライドには、自分自身が関わって地域を良くしていこうとする、当事者意識に基づく自負心を指す(読売広告社 都市生活研究局企画制作・伊藤香織他監修(2008)『シビックプライド―都市のコミュニケーションをデザインする』宣伝会議)。
シビックプライドに注目する首長は多い。例えば、阿部裕行・多摩市長(東京都)の2018年度施政方針には「住み続けたいまち。子育てしたいまち。老いを迎えても幸せを実感できるまち。いつまでも自分らしく、いきいきと暮らしていける多摩市を全国に発信し、市民の皆さんの「まちを愛する心=シビックプライド」を大切にしたまちづくりを進めます」と、シビックプライドの重要性を強調している。
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