悲劇的なデザイン
読み終えた日
9月中旬
どういう本なのか
UI設計を疎かにすると簡単に人を殺してしまえるデザインができあがるよ、という警告の本
実際に発生した事故を元に本を構成している
UIについても実際のものが扱われていたりする
内容
ひどいデザインではデザイナーが優先され、ユーザーは置いてきぼりであること
体験、UXの責任者へのインタビューが載っているのが興味深い
悪いのはユーザであるという認識をしてしまう残念な技術者の思考について
フォード・ピントという車種での問題点
ガソリンタンクの位置がすぐに損傷を受ける位置にあるので、事故後炎上することが多かった
最初は事故が起きるたびに対応すれば良いだろうという考えであったが、集団訴訟が起きて大きな損失が発生した
セラック25
放射線治療のための装置であるが、UIで表示される数値の単位が不揃いのため出力を間違えてしまう
初期値が勝手にセットされるという仕様
意味のわからないエラーの表示
表示によりエラーを見なくなってしまう
フェリー事故
操作盤の設計ミス
危機回避に必要な操作のためのボタンが目立たず、大量のボタンから探す必要があり、緊急時に探し出せなかった
飛行機事故
計器に表示されている数値の単位が違っていた
単位の区切りは小数点であるが、文字盤を見る限りそれが小数点を指しているのかが分かりづらい
危機的状況のためのデザイン
例として、急病時に友人にエピネフリン注射を打ちたかったが、どうすればよかったかがわからなかったという事例
注射器には、説明が大量に書かれていたがどうすればよいかわからなかった
黄色いピンを抜けばよかったが、youtube動画を見て把握したということらしい
バッドUIについて語っている
失礼なUIはダメという説明が並ぶ
耳がいたい
Micro Softのアシスタント機能
ダークパターンとして、Windowsのアップデートが取り上げられている
キャンセルはできないという仕様、かなり辛いな
上層部を説得するというセクションがあり、かなり現実な内容となってて辛いな、
悲しませるデザイン
なんだろう?って思ったら、故人の誕生日通知に関するやつだった
これは実際にあるし、辛い
自分だけうまくいかないのは、自分が悪いのだ、という形で思い込ませてしまう
パワーユーザー向け機能など。
これは自分自身も記憶にある。とても悲しい。
UCD、ユーザ中心のデザイン
疎外感について
直感的なデザインについて
いままで、なかなかIT機器をいじることができなかったひとが、iPadを渡すことでうまく順応することができるというようになるストーリーである。
アクセシビリティの重要性
障害を抱えている人口の割合は、アメリカの場合19%にのぼる
コントラストの問題
色だけではわからないので、ブロックの中に模様を取り込んだゲームの事例
酸素マスク
男女で大きさが違うはず、、という観点
フードスタンプ
フードスタンプ発行のための自治体のサイトデザインがひどい
体験もひどい、alertでユーザに不安を抱かせる表示をさせる
駐車ルールの看板のデザインが分かりづらすぎる、情報過多
大統領選挙での投票用紙、穴をどこにあけるかわからない
ツールとテクニック
感情の集め方について
NPSかな
カスタマージャーニー
自分たちができること
投票に行く
つまり、世の中を動かす必要があるってこと
声をあげる、ほかの人を助けるなど、デザインを考えることもそうだが、声をきちんと効果のある形としなければならないというまとめがある