ペデスタル安定性
#用語解説
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ペデスタル安定性(プラズマ形状)は、トカマク装置のHモードにおいて、プラズマのエッジ近くに形成される急峻な圧力勾配(ペデスタル)の安定性に影響を与える概念です。ペデスタルは、エッジ領域の圧力勾配が急激に増加し、これによりプラズマの全体的な閉じ込め性能が向上する重要な役割を果たします。
この安定性は、プラズマの形状パラメータ(伸長率、三角性、四角性など)によって大きく左右されます。例えば、伸長率(プラズマの上下方向の長さ)が高いほど、ペデスタルの圧力勾配が高くなる可能性があり、プラズマの閉じ込め性能が向上します。また、四角性(プラズマ断面がどれだけ四角に近いか)も、バルーニングモードなどの不安定性を抑制するのに有効です。
要するに、プラズマ形状の調整によりペデスタルの安定性が向上し、エネルギー損失を抑えながらプラズマの性能を向上させることができます。