PANTA
https://tokusui.riam.kyushu-u.ac.jp/RCPT/img/panta1.jpg
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PANTAは九州大学応用力学研究所にある基礎プラズマ実験装置です。以下にPANTAの主な特徴と研究成果をまとめます。 #PANTAの概要
PANTAは"Plasma Assembly for Nonlinear Turbulence Analysis"の略称で、プラズマ中の乱流や揺らぎの基礎研究に特化した実験装置です1。 主な特徴:
直線型の小型装置
ヘルムホルツコイルによる均一な直線磁場を形成
高周波により円柱状の高密度(10^19 m^-3)・低温(1万度)プラズマを生成 国内唯一、世界でも有数のプラズマ揺らぎ研究に特化した装置 #研究設備
PANTAには以下のような高性能な計測器が備わっています1: 超多チャンネルのセンサーアレイ
反射計
可視光トモグラフィ
その他多様な揺らぎ計測器
これらの設備により、高い空間分解能と感度でプラズマ中の揺らぎを観測することが可能です。 #最近の研究成果
PANTAを用いた最近の研究では、電子スケール揺らぎの観測に成功しました1。 研究のポイント:
磁場を通常の4分の1に弱めることで、イオンや電子の運動および揺らぎの大きさを4倍に拡大
実験条件を調整し、電子スケール揺らぎのみが発生可能な状況を作り出す
高い空間分解能と感度で電子スケール揺らぎを観測
この成果は、核融合炉におけるプラズマの熱や粒子の挙動の解明や、宇宙空間のプラズマ現象の理解につながることが期待されています。 PANTAは、大型実験装置と比べてプラズマ体積や温度は小さいものの、実験条件の調整により大型装置で観測される現象を再現できる利点があります。これにより、少人数での実験や高感度センサーの使用が可能となり、プラズマ物理の基礎研究に大きく貢献しています1。 Citations:
みんな大好き64chのプローブ計測masaharu.icon