スキーマ駆動開発でアプリケーション処理の焦点は「何を提供するか」にある
スキーマ駆動開発では設計の中心がスキーマ(構造や契約)にある。まずデータ入出力の形を決めてからアプリケーション処理を合わせるように実装する。アプリケーション処理の焦点は「どう実装されるか」よりも「何を提供するか」にある。
契約を守るということは言い換えれば、その要求を満たす限り自由だとも言える。アプリケーション処理に重厚なレイヤードアーキテクチャを追求しないかもしれない。
レイヤーを減らしたくなるのにはいくつか理由がある。CRUDするだけだったりバリデーションを通すだけだったり、単純なデータ処理が大半なら、レイヤーの多くはただのパススルーになる。ビジネスロジックと呼んでいたものがアプリケーション処理上の手続きや条件分岐でしかなければ、ビジネス層はほとんど形式的な存在になる。