業務アプリケーションを設計するのに最初に考えること
from UIから考えるかデータから考えるか
申込管理や契約管理に関わる業務アプリケーションを設計するのに、何から考え始めるのか、何を軸にして設計を肉付けしていくのがよかったのかを振り返ってみる。
最初に業務フローを考えた。これは間違っていなかったと思うが、重点が体験に寄り過ぎていたかもしれない。実際、後半になってから入力項目や表示項目についてすり合わせをする必要が生じた。業務フローよりはむしろコラボレーションを軸に考えた方がよかったのもかもしれない。
誰が誰とコラボレーションするか。特にバックオフィスを重点的に分析するべきだった。システム境界や業務フローを観点にすると、ユーザー側とバックオフィス側だけが強調されてしまうが、情報資産管理の観点としてはこれだけでは足りない。
受付担当、承認担当、記録担当、提供担当、請求担当……。DFDでもいいのかもしれない。コラボレーションなら担当者とメッセージ、DFDならプロセスとデータになる。およそ等価になりそう。コラボレーションは担当者に重点を置くが、DFDはデータに重点を置く違いはあるのかもしれない。
to 業務アプリケーションにおけるアクターのコラボレーションを考える