真木悠介『気流の鳴る音』
人間の主観のおりなす世界の全体がひとつの共同のまぼろしだとすれば、「動かぬ真実」という岩盤のありやなしやにどれほどの意味があろうか。きららかな幸福と夢の波立つメンティーラの水面の上を、彼らは本当に身を入れて歌い、争い、約束し、求愛し、踊り、倒れるように眠る。
#民主主義研究会 #陰謀論