Win::Ubuntuをカレントディレクトリで起動
#2024/11/15 #2023/2/16
DF.exeを長年愛用している.(Windows3.1時代から!)
このアプリはMS-DOS時代の"FD"というツールを真似たWindows版のテキストベースのファイラ.
Windowsを使う限り,これがなければ夜も日も明けない.
※ちなみにUnixでは同様の "fd-clone" があり,これもめっちゃ愛用している.
で,DFはDF.INIファイルを編集して,内部からコマンドを実行できる.
この機能を利用して,DFで開いているカレントディレクトリからUbuntuを起動する.
◆2025/2頃からのバージョン
※2025/02頃から前のやりかたではうまくいかなかったので,いろいろ調整.
要領1. mountオプションにUbuntuでの自分のID番号を指定する
※uidとgidはUbuntuでの自分のID番号:'id'コマンドで表示される
mountコマンド直だと,-o の後ろにオプションをカンマでつなげて表記する
code:mountコマンドでの指定方法
$ sudo mount -w -t drvfs G: /mnt/g -o uid=1002,gid=1002,umask=000
これで,自分のID権限で読み書きができるようになる.
※私は文書管理をRCSでやっているので,かなりちゃんとしたID権限がないとうまくいかず,かなり悩んだ.
要領2. /etc/fstabにてUbuntu起動時の自動マウントを書く
※ただし,必ずソースデバイスとしてG: などを先にWin上でマウントしておくべし.GoogleDriveのデフォルト設定は自動起動になっているので,通常は気にすることはない.
code:/etc/fstab に追加
G: /mnt/g drvfs uid=1002,gid=1002,umask=000
T: /mnt/t drvfs uid=1002,gid=1002,umask=000
要領3. DFから呼び出すように設定する
code:DF.INIでUbuntuカレントディレクトリ起動
Ubuntu="wt -p "Ubuntu-24.04" -d $P$R"
※2025/6/8現在,-d オプションが無効の様子……
要領3.別案
code:bashを呼び出す方法
Ubuntu="Ubuntu run bash$R"
使い方:
DF.exeで行きたいディレクトリに移動し,そこで x >Ubuntu を実行 → そのディレクトリでUbuntuが起動する!
****以下は2025/02/11現在,うまくいかない設定:念の為残しておく*****
#2024/11頃からwtの振る舞いが変になったのか,試行錯誤して, ↓↓ の表記で可能になった.
※2行目ははPowerShellのカレント起動
code: DF.INIでUbuntu起動
Ubuntu@here="wt wsl -d Ubuntu --cd $P$R"
PowerShell@here="wt -d $P -p PowerShell$R"
☆旧バージョンは2024/11/15現在,うまくいかない……
code: DF.INIでUbuntu起動
Ubuntu="C:\Users\user\AppData\Local\Microsoft\WindowsApps\wt.exe -p Ubuntu -d $P$R"
利用しているのはwt(Windows Terminal).これの -pオプションでUbuntuを起動し,-dオプションでディレクトリを指定する.
これはほかにも利用できるだろう.
#windows #Unix #DF