Prog::Google Cloud Vision API導入してみた
#2025/6/11
「Prog::手書きメモをテキスト化したい」に必要な GCV API を導入してみた.
ジェミニくんに聞きながら.
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Google Cloud Vision APIを利用するための登録からJSONファイルのダウンロードまでの具体的な手順を説明します。
1. Google Cloud Vision APIの登録からJSONダウンロードまでの手順
Google Cloud Vision APIを利用するには、Google Cloud Platform (GCP) 上でプロジェクトを作成し、Vision APIを有効化し、認証用のサービスアカウントキー(JSON形式)をダウンロードする必要があります。
ステップ1:Google Cloud Platformにサインインまたは登録
1. Google Cloud Platformのコンソールにアクセスします: https://console.cloud.google.com/
2. Googleアカウントでサインインします。初めて利用する場合は、アカウントの登録とクレジットカード情報の入力が必要です。無料トライアルが利用できますが、Vision APIを利用する際には課金が有効になっている必要があります。(無料枠を超過しない限りは請求は発生しません。)
ステップ2:新しいプロジェクトを作成(既存プロジェクトがある場合はスキップ)
1. GCPコンソールの上部にあるプロジェクト選択ドロップダウン(現在のプロジェクト名が表示されている場所)をクリックします。
2. 「新しいプロジェクト」をクリックします。
3. プロジェクト名を入力し、必要であれば組織や場所を設定して「作成」をクリックします。
ステップ3:Cloud Vision APIを有効にする
1. 作成したプロジェクトが選択されていることを確認します。
2. GCPコンソールの左側メニューから「API とサービス」→「有効な API とサービス」を選択します。
3. 上部の「API とサービスの有効化」をクリックします。
4. 検索バーに「Cloud Vision API」と入力し、検索結果に表示される「Cloud Vision API」をクリックします。
5. 「有効にする」をクリックします。有効化には数秒かかる場合があります。
ステップ4:サービスアカウントの作成とJSONキーのダウンロード
Vision APIをプログラムから利用するには、サービスアカウントキーが必要です。
1. Cloud Vision APIが有効になった画面、またはGCPコンソールの左側メニューから「API とサービス」→「認証情報」を選択します。
2. 「認証情報を作成」をクリックし、ドロップダウンから「サービス アカウント」を選択します。
3. サービス アカウントの詳細を入力します。
サービス アカウント名: 任意の分かりやすい名前(例: vision-api-service-account)を入力します。
サービス アカウント ID: 自動的に生成されます。
サービス アカウントの説明: 任意で説明を入力します。
入力後、「作成して続行」をクリックします。
4. サービス アカウントにプロジェクトへのアクセスを許可します(省略可能)。
このステップでは、サービスアカウントに割り当てるロール(権限)を設定します。Vision APIを利用するだけであれば、特定のロールを割り当てる必要はありません。
「ロールを選択」のドロップダウンをクリックし、「Cloud Vision API ユーザー」などの関連するロールを選択することもできますが、多くの場合はデフォルト設定で問題ありません。
何も選択せずに「続行」をクリックしても大丈夫です。
5. ユーザーにこのサービス アカウントへのアクセスを許可(省略可能)。
このステップも特に設定せず、「完了」をクリックします。
6. 認証情報ページに戻ります。作成したサービスアカウントが一覧に表示されているはずです。
7. 作成したサービスアカウントのメールアドレスをクリックします。
8. サービスアカウントの詳細画面で、「キー」タブをクリックします。
9. 「鍵を追加」→「新しい鍵を作成」をクリックします。
10. キーのタイプとして「JSON」を選択し、「作成」をクリックします。
11. JSONキーファイルが自動的にPCにダウンロードされます(ファイル名は[プロジェクト名]-[一意のID].jsonのようになります)。このJSONファイルには、サービスアカウントの認証情報が含まれており、APIにアクセスするために使用します。このファイルは機密情報なので、安全に保管してください。
これで、Google Cloud Vision APIを利用するための登録と、認証に必要となるJSONファイルのダウンロードが完了しました。ダウンロードしたJSONファイルは、各種プログラミング言語のGoogle Cloudクライアントライブラリや、環境変数 GOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALS を設定することで利用できます。
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2.環境変数の設定
JSONファイルをプログラムで使う場合,
1. プログラムソース内でJSONファイルのフルパス付きファイル名を直接指定するか,
2. 環境変数 GOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALS に,フルパス付きファイル名を設定する.
環境変数 GOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALS を設定しておくと,クライアントは自動的に認証情報を取得するので,該当APIを別プログラムで繰り返し使うのであれば面倒がなくていい.
が,単発プログラムの場合,正直,利用者が各自でGCPサービスアカウントを取得してJSONファイルを持つことを前提とすれば,直接指定する方がわかりやすい.
どちらでもセキュリテイ強度はあまり変わらないように思う.
環境変数 GOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALS を設定するには,OSそれぞれのやり方でどうぞ. ← 投げやり
#Prog #Google