Google::PCにG.Driveをマウントする(旧称Drive File Stream)
※Drive File Streamはパソコン版GoogleDriveアプリとして統合されました.(y21/01末)
Google Workplace(元G Suite) でなくても使えるようになったみたい.
なので, ↓↓ の記事は「パソコン版Drive」と読み替えてください.
◎便利なことに変わりはありません.
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これは,G Suite契約下で利用できる「GooglDriveマウントツール」の"Drive File Stream"がえらいこと便利というお話です.
← ※もうこれだけで検索してダウンロードしてイントールできる人は読まなくて大丈夫です(^^).
← ※さらに,G Suiteに会社や学校が契約していない人は,先を読んでも無駄になります.
← ※さらにWindows10環境でしか試していません.Mac OSもいけるようですがこの記事では意識していません.(以下,GoogleDrive = G.Drv)
◆はじめに:G SuiteのG.Drvは最強
GoogleDriveは便利です.
一般アカウントでは15GBまで無料. ◀◀ これでも結構便利です.
人にファイルを提供したりデータ共有することで,USBメモリを持ち歩かずに済みます.
それが,G Suite(ビジネス向けGoogle契約)に組織(会社・学校)が契約していると,Drive容量無制限 になります.
▲▲ これすごくないですか?
他のサービスを細かく調べたわけじゃないですが,グロスで契約して一人ひとりの容量が無制限って.(ちなみに私は2年で使用量390GBになりました)
ただ,G.Drvのインタフェースは,直接的にデータを扱う感じではないので,隔靴掻痒の感があります.
周りを見渡しても,多くのユーザは「バックアップ」としてしか使っていないように見えます.
でもですよ?
無限容量のディスクがPCにドライブとしてマウントできたらどうでしょうか.
NASのように,最強のストレージが手元にあるような扱い方ができる.
でもクラウドだから,NASと違って遠く離れた場所に行ってもマウントできる.
こうなれば,ものすごく使いやすくなると思いませんか.
※Windowsの標準エクスプローラにG.Drvを見せる技があります.↓
ですが,
レジストリいじったりしないといけないのでちょい壁が高い.
勝手にレジストリいじるのは怖いし.
OSがメジャーなバージョンアップしたら設定が外れてしまう可能性も.
あくまでもアプリとして扱えるマウントツールはないのか.
ありました.
なんとご本家Google謹製.「ドライブファイルストリーム」.
ご本尊.Google謹製だし間違いないです.
ただ,このストリーム,縛りがあります.
上のようにG Suiteに契約している必要があります.つまり,個人で勝手に作ったアカウントではだめなのです
(実際に確かめました.ダメでした).
このしくみ,ローカルにほとんどデータを残さないのが特徴です.
ローカルのデータを明示的にコピーしない限り,「同期」はしてくれません.
◀◀ この辺はNASを使っている人ならおわかりでしょう.
◆自宅でやってみた
さて.
職場から離れ,VPNもしていない自宅のPCでG SuiteのG.Drvがマウントできるでしょうか.
結論.
→ 上の紹介記事の通りにやったら,すんなり,ちゃんとマウントしてくれました.
(もちろん組織アカウントログインは必要)
ほらね. ▼▼
https://gyazo.com/1fe6014e5625d18148fb829fb47c5f5b
マウントドライブはGoogleにちなんでか,**G:\ドライブ**です.
もちろん変更可能です.
NASと同様に通常データのように利用できます.いちいち「アップロード」という作業が不要になります.
いままでGoogleの「バックアップと同期」を使っていましたが,G Suiteアカウントでは,もうこのアプリは不要です.ていうか,同じアカウントでは使わないほうがいいと思います.
私は他のG Suitでない一般アカウントで併用しています.
◆注意事項とか
ものすごく使いやすいマウント状態のG.Drvですが.
ファイルサイズに注意:G.Drvはあくまでもクラウドです.管理方法によっては上限やファイル数の制限があります.
反応速度に注意: 大きな画像や映像ファイルをPhotoshop等,大規模アプリで扱う場合,反応が遅くなったり,場合によりアクセスが途切れてアプリがフリーズするリスクがあります.
そういう時は素直に,必要なファイルだけを一旦,ローカルディスクにコピーして編集し,終わったらG:ドライブに上書きコピーするようにしたほうがいいでしょう.
アクセス量に注意: 当然ですが,読み書きが増えるとG.Drvとのアクセスがかなり増えます.通信環境によっては使いすぎに注意が必要ですね.
◎おまけ
この利用方法だと,バックアップを逆に発想できます.つまり,
G:\ドライブをメインのストレージとして利用
G.Drvデータの「バックアップとして」,PCの外部ディスクやNAS等に,定期的にコピーをとる
→ 「**最新データはG.Drvにある**」状況を作れます.
もしG.Drvに障害が起きて読めなくなっても,ローカルに最後のバックアップはあるわけです.
◎クラウドデータをメインにするメリット:
いろんな場所,いろんなPCでも常に最新の同じファイルを相手にできる
DriveFileStreamは複数のPCでも起動できる
▼デメリット
ときどき反応が鈍くなる
ネットが切れたらやばい
G.Driveは「オフライン」設定ができるのでそれで対応は可能
以上です.楽しいGoogle生活を.