Edu::おすすめツール雑記:動画を作る
◎授業などの動画を作る際のツール
解説動画の作り方:おいらがやっている一例を紹介.
1.元動画のキャプチャ
まず,元となる動画を作成する.
【方法1】 PowerPointとHandbrake
PowerPointで音声録音スライドをmp4としてexportする.
他,ググれば多数でてくる.
これはやりかたをわかってしまえば非常に簡単.
が,いくつか難点がいくつか.
exportに時間がかかる
動画サイズが大きくなる
YouTubeなら適当にサイズ調整してくれるが,サイズが大きいと当然アップと配信準備に時間がかかる.
またGoogleDriveなどクラウドだと容量を圧迫する.アップや閲覧準備に時間がかかるのはYouTubeと同じ.
なので,手元で動画サイズを小さくしておくほうがよかろう.
※HandBrakeはパラメータが細かいのでとっつきにくいかもしれないが,設定としては,
a. Presets欄:General > Fast720p を選ぶ
※普通の解説動画としては720pで十分.変化の激しい動画が含まれていれば1080にしておく
b. Videoメニュー:Framerateを24~25程度に,Qualityを30程度に
※ゆっくりページをめくる程度なら,Framerateは24より下げてもよいかも
※精細な画像が必要なければQualityも30より下げてもいいかも
c. Audioメニュー:Bitrateを96,MixdownをMonoにする
※音楽以外ではステレオはほぼ意味がない.音声レートも96kHzで十分
https://gyazo.com/c50a40bb845bc33e0c30cf9fbedc0025 https://gyazo.com/8b65efe1641cc27a6d50a83ec56f51e6
https://gyazo.com/3284fe5e61a8a09c64c3340458df6c58
以上で半分程度のサイズになるはず.←もちろん中身による
★この【方法1】で作成した動画は,そのままでも使える.が,いくつかチェックしておくべきことがある.
a. 強調したいことをキャプションや画像のはめ込みなどで情報を追加する
b. 音声のレベルを安定させるため,コンプレッサなどでレベル上げする
レコーデイングに慣れた人でない限り,事前にマイクのレベル調整をることはあまりないし,そもそもPCのマイクはレベル調整機能が十分ではない.
特に,複数の動画をシリーズで作成する場合,音声が大きかったり小さかったりすると視聴者は不快になる.レベル合わせは大切
c. 録画作成途中でモタモタしたり失敗してやりなおした部分を削除する
これらの項目が最初からクリアであることは少ないため,上のような項目の修正のためには動画編集ソフトを使う → 後述
【方法2】デスクトップを動画キャプチャする
たとえばデスクトップでのアプリの操作を記録したい場合,デスクトップ全体をキャプチャ(取り込み)する必要がある.
1. AGデスクトップレコーダーでデスクトップをキャプチャ録画
または,Windows11なら,Win+GでGameBarを起動し,そこから動画記録ができる.
2.動画の編集とリリース
動画編集にはいろいろなツールがあるが,おいらはshutcutを使っている.
単純に無駄な部分をカットするだけならlosslesscutで適当にやっている.なぜ「適当」かといえば,losslesscutはあまり精度がよくないからだ.
リリースは,GoogleDriveまたはYouTubeにしている.
GoogleDriveはファイルを置くだけなので気軽だし,勝手にサイズ調整をされることはない.が,シェアしたリンクが再生可能になるまでにやや時間がかかる.GoogleDriveはアクセス権限を細かく設定できるのがGood.
Youtubeは,URL限定にすれば検索にはひっかからない.アップするにはGoogleDriveのように簡単ではなく,一定の手順が必要.サイズもデフォルトでは自動調整される.アクセス権限はあまり細かく設定できない.
※Microsoft OneDriveもありだが,どうも思ったような使い方,シェアの仕方ができなくて,おいらは使っていない.
以上.