Identity Disconnect
https://github.com/fuji-nakahara/genron-sf-2022/pull/1/files
着想
あなたの特徴をアピールしてください
自己紹介で嘘がつけなくなった社会
国家より強い力を持つようになった巨大企業がIDプロバイダーとしてデファクトスタンダードになる
プライバシーは守られる
誰に何の属性を開示(認可)するかは本人が決められる
しかし、パーミッションをコントロールできるほど人々は賢くない
電車で同じ車両に乗った人に開示する必要はない
ただし電車に乗るときには認証が必要になる
顔や声、人種、性別、その他の身体的特徴もプライバシーとして守られるべき属性である
電車では誰もが当然のように巨大なマスクで顔を隠す
何をするにも認証が必要
Web サービスのようにあらゆるサービスを受けるには認証が必要
飲食店に入るには、お金を払える能力があること、
かつてよりも「出禁」が多い
お金など所有権がIDに紐づいているので容易に盗めない
スマホを盗んでもアンロックできないのと同じ
自身の属性について嘘がつけない
開示請求を拒否して自称することはできるが、信頼されない
詐欺の件数は大幅に減った
自己紹介はIDトークンを渡すこと
ネタ
新入社員の素顔から開示されていない過去までインターネットから引いてくる
「素顔を明かすのが礼儀だと考えている非合理的な古い考え」
「こいつも(この仕事を始めれば)来月には顔を隠すようになる」
登場人物
主人公1
巨大IDプロバイダーのカスタマーサポートエンジニア
カスタマーサポートAIが解決できなかった案件に対応する
技術やデータの扱いに高い技術が必要
情報漏洩の可能性がないパーソナリティ
知り合いや問い合わせ主のプライベートを覗くのが趣味
カスタマーサポートエンジニアの適正
フユヒコ
プロット
主人公は別人になろうとしている
主人公は引越しに向けて部屋を片付けている
離婚し、持ち家を売って折半すことになった
妻はすでに息子と出て行ったあと
知り合いのいないところに引越し転職して人生をやり直す
現代で偽名を使ったりして別人になるのはほぼ不可能
オンラインに顔写真と名前がある
お金にも足がつく
家族写真の入ったままのカメラを見つけ見返しながらクラウドストレージにアップロードする
そのとき、G社のアカウントが突然ロックされる
主人公は一瞬パニックになる
G社のアカウントに全てを紐づけているため
理由を見ると児童ポルノ画像所持の疑いがあるとのことで、アカウントの回復には問い合わせが必要と出ていた
カメラの写真を確認するとおそらく息子の風呂場での写真が誤判定されたらしい
PCのアカウントもG社のアカウントに紐づいているためPCにログインできず、ゲストアカウントで問い合わせする
主人公はただでさえイライラしていたのに誤判定に追い討ちをかけられ怒り狂う
すると、本人確認が求められる
G社のアカウントはこの時代では個人番号に紐づけられているのだ
主人公は個人番号カードをスマートデバイスで読み取る
スマートデバイスもゲストになっており、ほとんどのアプリが使えなくなっている
すると、個人番号カードのパスワードの入力が求められる
そこで主人公はハッとする
パスワードはG社のパスワードマネージャで管理しているのだ
身分を証明することができず、問い合わせもできない
そして、そこには各種金融機関のパスワードも入っている
(TODO: もう少しネタがあればはさむ)
主人公は個人番号カードのパスワードリセットのため、役所へ向かう
役人は個人番号カードの写真と本人の顔を機械的に照合する
が、合わない
主人公は整形手術で目元を手術していた
人間がみれば整形とわかるが、機械では判定できない
お金が使えないのは問題ということで銀行に問い合わせる
すると、現住所に本人確認書類が届くという
明日には引き払う予定
元妻に電話をかける
「どなたでしょうか? そんな人は知りません。プツッ」
TODO
時代や設定をどのタイミングで説明する?
アイデンティティや技術にからめてもうひとネタほしい