『Genesis されど星は流れる』
ニーナ、カミラ、〈船長〉のキャラクターが印象的、マンガ的なおもしろさ
シリーズ前作を知らないからか、高次元存在がピンとこなかった
一人称で主人公の内面描写がうまい、テーマやオチが現代的な印象
失恋がトリガーという点や、蛇・蛙になるという点にいまいち納得感がなくとっつきにくかった
食堂の人々へのインタビューというSFとしては攻めた形式
インタビュアー、オリーブ、メニューの伏線はしてやられた
オキシトシンと「物語」といった小道具の配置もよい
松崎有理「数学ぎらいの女子高生が異世界にきたら危険人物あつかいです」 ねらいはストレートで話もわかりやすい
異世界転生ものとしてはこれでいいのかもしれないがSFとしてはもの足りない
SFではない?
大阪出身だが出てくる地名にはそれほど馴染みがない
いまいち面白さがわからなかった
高校生が系外流星を観測しようとする話。野尻抱介っぽい
リアリティレベルが高く事実とフィクションの境が曖昧、流星について知らないことも多くおもしろかった
ラストが少し物足りない。リアリティを追求したとも言えるが、カタルシスのある展開がほしかった