透明性・検査・適応
透明性を高め、見えていることを検査し、次の改善を適応していく。
透明性
透明性とは、見える化(可視化)すること。
例えば進捗であったり、チームの現状であったり、チームが抱えている課題であったり。
なぜ見える化するのか
「学級崩壊しているクラスがあります。改善してください。」
と言われて何か改善できますか?
改善できないとしたらなぜですか?
見えないものの改善は難しい。
というか、そもそもどこを改善すべきなのかが見つけられない。
もちろん今までの経験や知識で当てずっぽうで何かしらの策は打てるかもしれない。
しかし、それは有効な策だろうか?
どれほどの精度なのだろうか?
見える化の目的は、次のアクションである検査・適応を行うためである。
情報が可視化されることによって初めて、どこに問題がありそうなのかという仮説が立てられるようになる。
見える化のための道具
スプリントバーンダウンチャート
Doneの定義
Product Backlog
Sprint Backlog
Impediment List(妨害リスト)
Velocity(スプリントの実績ストーリーポイント)
etc...
検査につなげるために考えたいこと(判断基準)
進捗は順調ですか?
はい、順調です!
何をもって順調と言っているのかがわからない
チームとして順調なのか個人として順調なのかもわからない
誰でも同じ判断ができる状態にあるかどうかが大事
コップに水が半分入っているのを「半分しかない」と表現するか「半分もある」と表現するか