ブラックアダーコードでは満足できない場合
ブラックアダーコードについては調べればかなりでてくるので割愛。
毎度ですがSoundQuestなどを参照してください。
私の曲だと「ただ選択があった」の「こともなく」がブラックアダーコードになってます。
https://youtu.be/FrIiEuNPE38
ⅣやⅥmを導くために鳴らす比較的不安定なコードなんですが、このブラックアダーコードを聴きすぎて逆にだんだんベタな王道のコードみたいに聴こえてくるようになってしまった(認知の歪み)ので、さらなる開拓をする必要性がでてきました。
以下、ブラックアダーの代わりに使えそうなコード。
Ⅲ/#Ⅳ
https://youtu.be/ZC4hS3JBXQA
ウラノミトのAメロに登場したコード。
Ⅲを鳴らしながらルートで#Ⅳを鳴らすという、ブラックアダーのⅢaugをⅢに変更した感じの音。ブラックアダーほどのアクはないものの、独特のアンニュイさというか、ブルーな癖を持っていてかなり良い……!
この雰囲気は絶対に使いたい……と思い、空を満たしてで少し試してました。 https://youtu.be/ZPBNH8ATTvA
2番Aメロのコードが少し変化する部分です。ピアノロールの明るい部分が試した箇所。
Ⅵm→・→Ⅲm7→Ⅲ/#Ⅳ
→Ⅳm7→・→Ⅶm7(b9)→{bⅦ9→bⅢM7}
→Ⅵm7→{bⅢ/Ⅳ→Ⅶ7(b9#11)}→Ⅲ7→・
→ⅣM7→・→Ⅶdim7→
一個目のⅢ/#Ⅳはウラノミトに近い用法で、Ⅳm7を導いています。
二個目のbⅢ/ⅣはⅢ/#Ⅳの半音下げ。最終的にⅢに着地してほしかったので「Ⅲ←Ⅶ←Ⅳ」ということでルートを逆算しつつ雑に使ってみました(てかそれならむしろⅣより#Ⅳじゃね?と書いてて思った)。あんまりそれ以上の意味はない……けど、やっぱり結構アンニュイな響きが得られるので面白くはあった。
スクリャービンの神秘和音
神秘和音はwikipediaがあってそこで音も聴けます。
単体で聞くとかなりの不協和音で、どうにかして面白く使えないかなと模索していたんですが、ブラックアダーの代理として使えそうだなと思っていろいろ試していました。
https://youtu.be/N34ZNubviLM
上の動画で白く光ってるのが神秘和音。ルートがbⅦの場合と#Ⅳの場合で使ってみましたが、どちらも結構なじんでいる……。
これは絶対使いたい!と思い、「超解像の破壊活動」でサビ前の決めのコードに採用しました。
https://youtu.be/otiqEv6m91k
ブラックアダーでは出ない迫力がある……!
代わりになりそうなコード研究
https://youtu.be/97uIOJKGVBg
同じコード進行を2パターンで鳴らしたものを、9通り。最初から順番に
①Ⅰaug/bⅦ(普通のブラックアダーコード)
②bⅦ7(裏コード)
③bⅦM7(メジャーセブンス裏コード)
④bⅦM7(b5)(安井bⅦ)
⑤bⅦ9(omit5)
⑥bⅦ7(b5)
⑦bⅥ/bⅦ(ウラノミトコード)
⑧Ⅳm/bⅦ(逆ウラノミトコード)
⑨ダブルオーギュメント(仮)
です。