炉心融解の分析メモ
数年前に勉強用につけたやつ。自分用なので合ってるかなどは不明。
▼炉心融解
・Aメロ
コードは64のループ。Aメロ前半はラを弱起にしてミ(5th)から始まり、2小節目(ⅣM7)でラ(3rd)まで上昇、ヨナ抜きの順次でド〜ラを行き来しつつ、跳躍し下のラまで飛ぶ。3小節目は1小節目「ラ│ミレミ(街灯(り))」のレをラに変えて「ラ│ミラミ((エーテ)ル麻酔の)」になっている。「ラミ」と「レミ」の役割は似ているが、「ラミ」の跳躍のほうが冷徹な感じが出るので、この後の沈む展開に合っている。。4小節目で「ミドシドシラ(麻)酔の冷たさ」という形でシが登場、悲痛な気持ちを往復しながらラで暗く着地する。5小節目以降はほぼ繰り返しだが、入り方は「レ│ミレミ(眠れない)」になっている。
Aメロ後半はドレドを弱起としド(5th)からスタート。ヨナ抜きで上昇してソ(9th)でロングトーン。9thのソで上昇するもかなり落ち着いた印象になる。その後の「ソレドシソ(1オクターブ跳躍)ソ│レドシ((焼け付)くような胃の中)」のメロディが印象的。「ソレドシソ」の下降はほとんどⅥm7とⅣM7の外音で独特の疎外感が出る。2周目はヨナ抜きで上昇しラ(3th)のロングトーン。3thで1周目には無い切迫した切なさが出て感情を揺さぶる。Aメロはシで終わりBメロへの展開を予感させる。
・Bメロ
コードは234のループ。Aメロの流れを汲んだドシソを弱起としてラ(5th)からスタート。期待感を煽り解決しきらない上昇進行の上で4抜きのタイトなメロディを刻み、前のめりに進んでいく。Bメロは跳躍が目立つ。最初のラミの上昇は5度で安定してあるがその後のソシは増5度で不安定な下降跳躍となっている。ラで着地したあと同じ弱起から再び5度跳躍し、今度は4抜きで「レミソ│ラソミレラソミレ((あ)ふれる昼下がり君の)」と続く。ⅣM7の上で最高音のラ(3th)を繰り返すことで情感が強く出る。Bメロ後半は前半と似ているが、下降だった部分が上昇になり変化をつけている。ラストはⅣM7の13thで傾性も強いレで締めることでサビへの期待感を煽っている。
・サビ
コードは6643Mのループ。スタートはⅥm7に対するラ(root)で、かなり素直な入り。そこから内音だけを通って1オクターブ下降して低いラに。2小節目では「ドシド((核融)合炉)」で3rdと傾性音を使い、一気にラに跳躍。ⅣM7に対する3rdで感情を強く訴える。その後の「ラシラソ#(飛び込ん(で))」は傾性音とブルーノート(Ⅲ7の3rd)のコンボでクソエモになり、さらに「高音のミ(root)→シ(傾性音)→ド(Ⅵm7の3rd)((飛び込んで)みたいと)」で感情を揺さぶり、そしてクライマックス、シドから跳躍してサビの最高音ラに達し、そこから「ラソファミ((みたいと)思う)」と下降。初めてファが登場しここで感情は絶頂に達する。その後「(真っ)青な光」でミ(7th)とラ(3rd)をストライドし、「ラドシドレミレド(包まれてきれい)」できれいに順次進行して終わる。サビ後半は前半に同じ。サビの最後はすこし暗い中で前向きな気持ちを持っているのか、ラではなくド(13th)で終止している。サビの特徴として、いままで封印してきたファ、ブルーノートのソ#の使用に加えて傾性音であるシを今までになく多用しており、半音の動きでとにかく感情を動かしに来ている。