間が情報処理の深さを司る
200210
間が重要なのは、間こそが情報処理の深さを司るためである。
いずれもフロクロが勝手に命名したもの。
間の取りすぎは情報過処理を生み、間の取らなすぎは認知オーバーフローを生む。提示した情報からどれくらいの情報を受け取ってもらえるかは受け手次第なので、間を調整して情報処理の深度を適切に保つ必要がある。
認知資源の話になってくるな。人間の認知には時間あたりの処理速度があって、あらゆるメディアはそれを踏まえた上で時間あたりの情報量を設計する必要が出てくる。映像も音楽も、おそらく文学も。
時間あたりに処理可能な情報量=認知資源
人間は常に認知資源をすべて使い切っている。認知資源に対して情報が少ないと、与えられた情報以上の情報を求め始める。
例えば、誰かと歩いているときに「あっ」と言いながらしつこく電柱を指差すと、電柱に対しても過処理が行われ、なんらかの情報を読み取ろうとしてしまう。
読み取ってほしい情報を、提示した情報の深い部分に隠している場合、情報に対する過処理を誘導する必要がある。