近代防御型まとめ
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はじめに
パンジャンにマーラつけてブラブラさせる系Besiegerファジングは、方位ずれ・スライダー車輪と攻撃型と速度型で技術革新?を起こし調子に乗っていました。
お調子者のファジング君は防御型(笑)という名の芸術型を発展させることが出来たら攻防速全てにファジング君の技術が使われることに気づきP1界を牛耳る新世界の王を目指すことに...。
技術ツリーがワートリの東塾みたいにP1のファジング塾になったら面白れぇなー的なノリでファジング君の防御型開発が始まりました!!
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初号機
防御型をノリで開発し始めたファジング君、一見無謀な試みに思えますが実はファジング君はマルタ式防御型を今までに25機ほど作成してました。
この時点でそこそこノウハウは蓄えられていたのです。
まず現状(第5回~第6回前)の防御型の欠点を上げることで防御型を開発する上でのコンセプトを決めることにしました。
このころの防御型の欠点
正面装甲が使い切り
攻撃を耐えても何かしらが壊れ機動力が落ちる
前側以外あまり堅くない
車輪がすぐ爆散する
もともと機動力がない
鈍足
操作性が悪い
そもそも強くない
......いやぁ~...酷い有様ですねぇ...。
それもそのはず、GENKIDRONが3秒リスポとかいう机上の空論を実践してしまったため、ゲーム時間で約5秒に1回は攻撃が飛んでくる環境だったのです。
参考までに第5回のコースを防御型が完走するのにかかる時間が40秒。
40÷5=8。
単純計算でゴールするまでに攻撃が8回も飛んでくるので...8回も!?!?!?!?!?!?!?
こんなに攻撃が飛んで来たら防御型自慢の正面装甲があってものタンポポの綿のように吹っ飛んでしまいます。
防御型という名の芸術型と揶揄されたのも仕方のないことでしょう。
攻撃が頻繁に飛んでくるから正面装甲が壊されて死んでしまう...そこでファジング君は思いました。
『正面装甲が壊れなければいいんじゃね』 .......ファジング君は何を言っているのでしょうか??
確かに正面装甲が壊れなければ先ほど挙げた防御型の欠点の上記二つは解決しますが当時は爆散するので無敵接続で機体は組めないというのが定説でした。
なぜファジング君は壊れない正面装甲が作れると考えたのでしょうか?
謎の自信からきた無謀な案だったのか...?
机上の空論で攻撃してくるGENKIDRONにやられすぎで頭GENKIDRONになったのか...?
ふざけていたのだろうか...?
否。ファジング君には正面装甲を無敵化できるビジョンがあったのです。
当時P鯖にある技術が話題に上がりました。
干渉保持。無敵接続の当たり判定をうまく使うことによって組子のようにパーツ同士を接続する技術です。
干渉保持は通常の無敵接続と違い爆散の恐れが限りなく低いという特徴がありました。
当時の仮想敵はオレンジの悪魔、つまりセンサー16個程度の威力だったのでそれくらいの火力なら干渉保持を使えば壊れない正面装甲を作れる確信がファジング君にはあったのです。
トライアンドエラーを繰り返し何機か失敗作を積み上げながらついに無敵の正面装甲を持つ防御型が完成したのです。
ドリルスマッシャー
https://scrapbox.io/files/673ee0c92f4fa570bd74d733.jpg
見た目がイナズマイレブンのドリルスマッシャーという必殺技と似ているからという安直な理由で名前が付けられたこの機体ですが、従来では成しえなかったオレンジの悪魔の弾頭を無傷で耐えることを成し遂げました!!
それも4発連続で!!
この日、防御型という名の芸術型は初めて防御型として産声をあげたのです!!
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干渉保持式
現代防御型の初号機であるドリルスマッシャー君ですが大きな欠点がありました。
フレームをマルタで組んでいるので壊れてしまうということです。
前章であげた防御型の欠点だとここが当てはまります。
正面装甲が使い切り
攻撃を耐えても何かしらが壊れ機動力が落ちる
前側以外あまり堅くない
車輪がすぐ爆散する
もともと機動力がない
鈍足
操作性が悪い
そもそも強くない
フレームも壊れなければいいのか...そこでファジング君はこう考えました。
『干渉保持をする場所正面装甲じゃなくてフレームでよくね』
......今回はまともな思考回路してますね。いやぁ~安心安心『それとフレームはスピブロだけで組もう』...やっぱり頭おかしかった!!
先ほども述べたように無敵接続だけでは爆散してしまい機体が組めないというのが当時の常識でした。
ファジング君も過去にマルタの代わりに全周スピブロフレームの防御型を作ったけど失敗しました。
なぜファジング君は無敵接続のみで機体が作れると思ったのでしょう?
干渉保持ならスピブロのゆがみをある程度抑えられると考えたのだろうか?
頭がGENKIDRONになってしまったのだろうか?
ふざけていたのだろうか?
否。ファジング君何も考えていませんでした。
というのもフレームの構造案が何種類かあったからです。
例を上げると
スピブロでフレームを組む
マルタを使い干渉保持のみで組む
ハニカム構造を使い衝撃を逃がす
これらの案を頭の中であーだこーだ考える前に一通り試してみることにしました。
まあダメ元ってやつですね。
試しにフレームの前側をスピブロで組んでみることに......
https://scrapbox.io/files/673eda2c1f612ef238b31374.jpg
あれ?爆散しねえ!?!?!?!?!?
正直作る前はスピブロフレームは 机上の空論、言い換えれば 頭GENKIDRON理論 だと思っていました。
しかし実際は爆散するどころか当時の仮想敵であるオレンジの悪魔の弾頭の火力を大幅に超えるパット32枚を無傷て耐えるように...。
何事も実際にやってみるのは大切ですね。
想像よりも防御型が硬くなりそうなことでモチベーションが上がり、ファジング君はフレームの最適化を連日模索しました。
これが
https://scrapbox.io/files/673ede68fc395888b770f78d.jpg
こうなって
https://scrapbox.io/files/673ede766fb7cd8b8d69e775.jpg
見覚えのある形に
https://scrapbox.io/files/673ede881f612ef238b3a0e0.jpg
いわゆる干渉保持式と紐式のテンプレとよばれるフレームが誕生しました。
このフレームは中央の鉄プレートで左右のスピブロ両方と干渉保持ができるのでスピブロを上下に配置しながらパーツ数削減ができること、構造がシンプルなので作成しやすいことが良いですね。
後はこのフレームに無敵接続の装甲を隙間を埋めるようにイイ感じにつけてあげることで.......
ドリルスマッシャー6-2!!!!
https://scrapbox.io/files/673ee0837b203c5ec87fe90e.jpg
干渉保持式防御型の完成です!!!!
その硬さはというと...
https://scrapbox.io/files/673ee12b59ede934d408c042.jpghttps://scrapbox.io/files/673ee1394d842575f49fcff8.jpg
悪魔の弾頭なんてへっちゃらだね
8回攻撃を受けても大丈夫どころか8発同時に攻撃を受けても死なないほど硬くなりました!!
さらに、攻撃を耐えても何かしらが壊れ機動力が落ちること、前側以外あまり堅くないといった欠点がなくなりました。
もう硬いだけの芸術型とは言わせません!!
ただ従来の防御型と比べれば最強無敵に思える干渉保持式も欠点がありました。
干渉保持式の欠点
強い衝撃がかかりすぎると干渉保持部分が取れてしまうこと
一定以上の火力(ログパ40枚以上)を受けると死ぬこと
フレームとグラバーを繋ぐ接続はグラバーの根元接続なので何発も攻撃を受けるとボムが離脱してしまうことがあること
何より、GENKIDRONが「防御型硬くなったから弱点撃ち抜くわ!」と言いながら全体の3割りもないであろう防御型の弱点である装甲がない箇所に的確に弾を充てるようになりました。
防御型は全身を走行で覆うパーツ数はないので理論上は弱点を撃てば死にますが、実際はそこまで簡単に防御型の弱点を打ち抜くことはできません。
これも頭GENKIDRON理論です。
ふざけるな!
ファジング君が「ふざけるな!」と思ったのでGENKIDRONはふざけて防御型の弱点を撃ち抜くようになったことが分かります?
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無敵グラバー式
干渉保持式がひと段落ついたファジング君はGENKIDRONにも防御型を作らせようとVCで説得しに行きました。
その日は干渉保持をする場合『マルタは一体化パーツスピブロ側はグリパが一番硬くなるね~』と少し検証して解散しました。
翌日、GENKIDRONはあるスケーリング技術をバニラで再現しました。
無敵グラバー
https://scrapbox.io/files/673ee943e78e824a744122f1.jpg
無敵接続で作った箱の中にグラバーを入れることで疑似的にグラバーの根元を無敵にする技術です。
最初に聞いたときはなんだその頭GENKIDRON理論はとファジング君は思いました。
ファジング君は干渉保持でグラバを囲うという発想も知見もなかったので、無敵グラバーは異次元なアイデアといった印象を受け正直悔しかったです。
さすが全身GENKIDRON、頭GENKIDRON理論はお手の物といったところのようです。
まあ気を取り直してファジング君は無敵グラバー式の防御型を作ってみることにしました。
無敵 2
https://scrapbox.io/files/673eee30d1c21292f3032087.jpg
フレーム
https://scrapbox.io/files/673eee8fabb84fd93a9952fe.jpg
見覚えがある形になりましたね...
それもそのはず無敵グラバー式のテンプレと呼ばれる左右8子ずつの無敵グラバーでボムとフレームをつなぐタイプの機体を初めて作ったのはファジング君ですから。
ただウィングパネルを傾けて8個のグラバーが干渉しないようにするのはkeikeibananaさんが最初に考案しました。
それで無敵グラバー式の性能はどうなったのでしょう?
無敵グラバー式のメリット
理論上完全無敵になった
干渉保持式と比べ正面からの衝撃に強くなった
ボムが離脱しなくなった
フレームのコストが軽いのでパーツを他に割けるようになった
無敵グラバー式のデメリット
爆散しやすい
斜めからの攻撃に弱い
無敵グラバー部分に弾頭がめり込むと爆散して確定死
干渉保持式と比べて正面や後ろは硬いが横側は弱いといった欠点があったものの理論上完全無敵、拡張性の高さから無敵グラバー式の防御型が主流となりました。
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コラム 変な車輪
防御型の欠点として車輪が爆散しやすいという欠点が耐パンジャンシールド時代からあります。
緩和策として、反トルク用のグラバーを内側に配置してあげると爆散しにくくなることを時計ウサギが証明しております。
どうにかして内側にグラバーを配置することはできないか、ファジング君は深夜にVCでクリプトン・フューチャーに訴えられたら負ける男Lihiにある提案をしました。
『ドリルの中にスピブロをぎりぎりまで埋め込んでスポークのドリルを限界まで外側にすることでグラバーを内側に配置できない?』
https://scrapbox.io/files/673ef63dabb84fd93a99d84e.jpg
画像で見るとこんな感じです。
相当無理な配置をしていますね。
見るからに爆散しそうですがファジング君はなぜこの車輪がいけると考えたのでしょうか?
無敵接続に触れこの程度では爆散しないことが感覚で理解していたのか?
頭GENKIDRON理論だとしても試してみるべきと判断したのか?
ふざけていたのだろうか?
......はい......ふざけていました!!!!
十中八九爆散するだろー(笑)とかいう深夜テンションでふざけてLihiさんに作らせたらなんかうまくいってしまいました。
これにはファジング君もびっくりして顎の接続が取れてしまいました...
そうして現在でも防御型に使われるヘンな車輪が生まれました。
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紐式
無敵グラバー式の防御型をしばらく使っていてファジング君はあることを思いました。
『無敵グラバー式あんまり強く無くね?』
それもそのはず当時のコース、つまり第6回のコースは無敵グラバー式が得意とする正面よりも横側、後ろ側を狙撃されることが多く、無敵グラバーが爆散して死ぬことが多くありました。
また、GENKIDRON以外にも、keikeibananaさん、シュンさん、エクセリア狂さんといった航空自走砲を使いこなす人が増えてしまいました。
おまけに、スタート直後であっても防御型が前にいたら容赦なく弱点を狙撃してきます。
ふざけるな!
ファジング君がふざけるなと感じたので、keikeibananaさん、シュンさん、エクセリア狂さんはふざけて狙撃してきたことが分かります?
とまあそのような環境だったので干渉保持式よりも弱点が広い無敵グラバー式は6回コースでは微妙だという結論をファジング君は出しました。
そこからファジング君は第6回のマルチをするときは無敵グラバー式から干渉保持式を使うようになったのですがどうやらクリプトン・フューチャーに訴えられたら負ける男のLihiさんも同じような結論至ったようです。
ただLihiさんは、干渉保持式は強い衝撃を受けると取れてしまうことに難色を示しておりVCで『何かいい方法はないか』とファジング君に聞いてきました。
『ゼロ紐使ったら?』 ......ま~たファジング君がなんかいってるよ.......
紐は長さが0になると燃えても取れなくなるという特性があります。
つまり長さ0の紐は疑似的な無敵接続になる.......となれば便利だったのですが実際のところはたるむので接続の代わりに使うのは少し無理がありました。
ではなぜファジング君はLihiさんにゼロ紐を提案したのでしょうか?
3重4重にして接続すればたるみを抑えられると考えたのか?
無敵接続みたいなもんだからいけるだろうと頭GENKIDRON理論だったのか?
ふざけていたのだろうか?
ふざけました!!!!!
実はファジング君、無敵グラバーが生まれる前に紐式試しに作ってみたのですが失敗していました!!!
たぶんうまくいかんだろうという案をLihiさんに押し付けたのです!! Lihiさんメンゴ
とまあ失敗するであろう案を押し付けられたLihiさんが干渉保持式の干渉保持部分を紐に変えた雑改修機体をP1に持ってきたのですが.......
普通に硬くね??????????????
何と紐式、普通に硬かったのです!!
これに驚いたファジング君、急いで紐式防御型を作りました。
ドリルスマッシャー7-2
https://scrapbox.io/files/673f058c1f612ef238b727f9.jpg
フレーム
https://scrapbox.io/files/673f05f67b203c5ec8828739.jpg
干渉保持式とほとんど変わりませんね。
こんなふざけた経緯で生まれた紐式ですが、肝心の性能はというと...
紐式のメリット
フレームの硬さはどの方向も同じ
紐の接続部が取れない
フレームを撃たれて爆散することがない
干渉保持式に比べてコストが安い
初心者にも作りやすい
紐式のデメリット
ボムが取れる
無敵グラバー式に比べてコストがかかる
干渉保持式と比べても正面が柔らかい(カラミタスにぎりぎり耐えられない)
爆散が派手
とまあ一長一短ですね。
作りやすいので防御型のサンプル機は紐式が向いていると思います。
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まとめ
近代防御型はコースの相性によって強さが変わります。
例をあげると6回コースには紐式がかみ合ったけど、7回コースは横から撃たれることが少なくなったので無敵グラバー式のほうが硬くなるといった感じでしょうか。
この後全てを置き去りにした硬さを持つハジケ式が生まれるんですがね.....
書いててマーラをブラブラさせる系Besiegerだった私が随分技術力が上がったなと感じました。
これ書くにあたって今まで作った防御型数えてみたんですけど115機らしいです。
そりゃ技術革新できるわ
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