文字装飾記法のHTML表現について
文字装飾記法のHTML表現について、疑問点がありましたので質問させていただきます
HTML表現は Google Chrome のデベロッパーツールにて確認いたしました
釈迦に説法だとは思いますが、自分用のメモも兼ねて説明を記載させていただいております
あまり詳しくないため、間違った解釈や説明がありましたら申し訳ございません
太字
英語版では Bold
ポップアップメニュー上では Strong
BoldではなくStrongなのは、HTML表現に合わせたのでしょうか?
[* 太字] → <strong class="level level-1">
重要性を意味付ける構造化のためのHTMLタグ
太字を装飾するためのタグではありませんが、太字として使われているのは意図的なものでしょうか?
確かに太字がデフォルト表示のため、ツールによっては太字として使用されている場合があります
HTML4では太字の装飾のため <b> タグが使えましたが、HTML5では注意を引く意味を持たせるためのタグに変更されました
[[太字]] → <strong>
斜体
英語版では Italic
ポップアップメニュー上では Italic
[/ 斜体] → <i>
他のテキストとは区別する意味を持たせる構造化のためのHTMLタグ
HTML4では、イタリック体(あるいは斜体)に装飾するHTMLタグでした
HTML5で追加された、強調を意味する <em> タグは、デフォルトでイタリック体で表示されるため、一部のWikiなどではイタリック体を装飾するために使われる場合があります
イタリック体と斜体は別々のものですが、多くの場合は混同されているようです
Scrapboxのヘルプでもそうでしたが、日本語版では斜体、英語版では Italic とされている場合も多いです
一部の日本語フォントでは斜体にならないようです
打ち消し線
英語版では Strikethrough
ポップアップメニュー上では Strike
[- 打ち消し線] → <strike>
打ち消し線を装飾するHTMLタグ
HTML4で非推奨、HTML5で廃止になっているタグですが、あえて使用しているのでしょうか?
HTML4では打ち消し線の装飾のため <s> タグが使えましたが、HTML5ではすでに適切ではなくなった意味を持たせるためのタグに変更されました
HTML5で追加された、削除を意味する <del> タグは、デフォルトで打ち消し線で表示されるため、一部のWikiなどでは打ち消し線を装飾するために使われる場合があります
アンダーライン
[_ アンダーライン] → <span style="text-decoration: underline;">
span要素に対してCSSで装飾しているのみ
個人的に、ユーザーにあくまで装飾をさせたいだけなら、他の文字装飾記法もこのように変換するべきだったのでは、と思いました
HTML4ではアンダーラインの装飾のため <u> タグが使えましたが、HTML5では注釈などの意味を持たせるためのタグに変更されました
HTML5で追加された、追加を意味する <ins> タグは、デフォルトでアンダーラインで表示されるため、一部のWikiなどではアンダーラインを装飾するために使われる場合があります
あくまで疑問に思ったのみで、修正してほしいなどの要望ではございませんが、タグの使い方や種類がバラバラなのは少し気にかかりました
見た目的には問題ありませんが、HTML文書として作成者が意図した構造になっていないと、SEOやその他ブラウザの拡張機能や、アプリケーションから利用する場合などで問題が発生しないか心配です
読み上げツールの中にはタグの意味に合わせて読み上げ方を変える(strong を強く読み上げるなど)ものもあるらしいので、アクセシビリティを考慮するなら、装飾のための記法と構造化のための記法が分かれている、あるいはヘルプなどに装飾に意味があるか明記してあるといいかもしれない、と思いました