Mac mini Late 2018 のメモリを交換した
---- iFixit のキットを使って
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作業していて気になったところ
iFixitによる手順中には4つのトルクスドライバー(T5,T6,TR6,T10)が出てくるが、iFixitが販売しているメモリ交換キットに入っているドライバーには、3種類のビットしか入っていない。ビット側面には種類が刻印されており、大きい方からそれぞれT10H,T6H,T5となっている。このうちT6HビットがTR6にも使えたので作業に問題はなかった。
ピンセットはあると大変に重宝であり不可欠とも言える(iFixitのキットには入っている)。
iFixitの手順14でロジックボードのネジを2つ外すのだが、これが非常に固く、手でドライバーを直接回しても全く緩まなかったので、ドライバーの取っ手を市販のプライヤー(ペンチ)で掴んでドライバーを回転させる必要があった。
ロジックボードに接続されているコネクタの付け外しについては、下記を参照。
Engagetの速報記事にある「基本的には『ネジを外すだけ』」というのは嘘っぱちである。アンテナプレートやファンを取り外す時には、ケーブルを引っ張ってぶった切らないようにそっとやる必要があるので、実際に作業に掛かる前に手順を一読して、どこを注意深くやらねばならないのかを頭に入れておかねばならない。
やはりEngadgetの速報記事にある「所要時間は10分」というのもひどい過小評価である。私はMac miniの裏カバーを開けてから閉めるまで少なくとも1時間以上(計測していないがおよそ90分ぐらい)かかった。
ロジックボードに接続されているコネクタの付け外しについて
パワーサプライコネクタ: 付け外しとも手で行ける。
ファンコネクタ: 外すのは手で、付けるのは位置を合わせて指で上から押下してはめ込む。
LEDインジケーターコネクタ: 外すのはピンセットで、付けるのは位置を合わせて指で上から押下してはめ込む。
アンテナケーブル: 外すのはピンセットで、付けるのはピンセットで位置を合わせて指で上から押下してはめ込む。
余談
メモリ交換後に電源が入らなくて焦った。
メモリカードのうちの1枚が僅かに傾いて刺さっていた。それを直したら電源は入った。
電源が入ることを確認するのに最後まで組み立て直すのは面倒だったので、アンテナプレートとファンを取り外した状態で、パワーサプライコネクタとLEDインジケーターコネクタだけを挿した状態で、電源ケーブルとモニタ及びマウス・キーボードのケーブルだけをリアパネルに接続して電源投入試験を行った。それでもOSは正常に起動し、シャットダウンもできた。
(2019-06-15)