Mac miniの端末移行の話
----移行元の1GBのHDDから移行先の256MB くらいのSSDへ移行するのに苦労したので手順を残しとく
参照ページ
前提
移行先端末のMacintosh HDの容量は移行元端末のMacintosh HDより大きく少ない(移行元端末のMacintosh HDにホームディレクトリが入りきらない)。
それゆえ、移行元のホームディレクトリ(/Users/ユーザ名)は → 移行先ではMacintosh HDではなく外部ディスクに置くものとする。
OSアップデート(例: Ventura)後の手順
いつものユーザからログアウト。
代替ユーザでログイン。
システム設定>ユーザとグループ、でいつものユーザを右クリックし「詳細設定」を選ぶ。
ディスクユーティリティ又はターミナルでユーザディレクトリのある外部ディスクが所定の位置にマウントされていることを確認。
マウント位置が違う場合には次のいずれかの方法でアンマウント:
ディスクユーティリティで「マウント解除」
ターミナルからsudo umount /Volumes/hogehoge
ターミナルからsudo diskutil umount force /Volumes/hogehoge
ユーザディレクトリのある外部ディスクを所定の位置にマウント
Users/いつものユーザ、がユーザディレクトリのある外部ディスクの所定の位置にシンボリックリンクされていることを確認。
代替ユーザをログアウト。
いつものユーザでログイン。
初回移行手順
必要に応じて移行先端末で次を実行(購入直後の初回ブートならこれは飛ばして次へ)
Command+Rでブート
ディスクユーティリティでMacintosh HDを初期化
MacOSのインストール
移行先端末の初期設定
Apple IDでのサインインはしない(スキップする)。
コンピュータアカウントを作成(移行元ユーザ名とは違うユーザ名で作成)
移行元端末に繋いであったTimeMachine HDを移行先端末に繋ぐ。
TimeMachine HDから、移行したい日付(普通は最新でしょ)のホームディレクトリを外部ディスクにコピー。コピー方法の選択肢は次の通り。
Finder(リソースフォークとEA、ACLはコピーされるかどうか不明)
cp(リソースフォークとEA、ACLはコピーされる)
ditto(リソースフォークとEA、ACLはコピーされる)
rsync(リソースフォークとEA、ACLはコピーされる)
TimeMachine HDからではなく、rsyncで移行元端末から直接リモートコピーしたほうがいいかも(TimeMachine HDだけに付加される余計なEAやACL(特に削除禁止のACL)をコピーしないで済む)
Macintosh HDの/Usersの下に、外部ディスクにコピーしたホームディレクトリへのシンボリックリンクを張る。
移行先端末のシステム環境設定 → ユーザとグループの+マークからで次の通り新規ユーザを作成
権限は「管理者」
アカウント名は、移行したいユーザ名=上でコピーしたディレクトリの名前
移行後端末をリブート
移行先ユーザ名でログイン
注意事項
ホームディレクトリのコピー元とコピーの仕方によってはTimeMachineが付けた余計な拡張属性もしくはACLが特定のファイルorディレクトリにそのまま付いてしまい、不具合の原因となることがある。